■ユーリー・シバルチークさんの絵本
Jiri Svorcik チェコの絵本「どうしてなの絵本」シリーズの挿絵を描く。
『あめはどうしてふるの』*『火はどうしてもえるの』*『お日さまはどうしててるの』*『かぜはどうしてふくの』

≫別頁 チェコスロバキア絵本シリーズ関連(当時) ≫アドルフ・ザブランスキイさんの絵本(岩崎書店)*世界の絵本シリーズ1−5(岩崎書店)*チェコスロバキア創作絵本シリーズ(佑学社)

 

『あめはどうしてふるの』小峰書店

あめはどうしてふるの


ビーケーワン

どうしてなの絵本
『あめはどうしてふるの』
グループETC・さく
ユーリー・シバルチーク・え
(水野ひろし・やく)
小峰書店
1975年
28p
品切れ
チェコスロバキア・アルティア出版・刊

『あめはどうしてふるの』

ところどころイラストの形に片側をカットされた美しいページをめくりながら、水の一生のめぐりを見ていく科学絵本。
森の雨から生まれたあまだれの冒険が、豊かな色と形でひとつひとつ丹念にわかりやすく描かれていて、小さな子どもへのぬくもりを感じる絵本。

ときどき太陽の光がつよくてりつけると、森の泉の水はなくなってしまいます。
りすやうさぎ、くまも、のどがからからになり、ほんとうにこまってしまいました。
「水はいったいどこへきえてしまったんだろう」
とつぜん、大きな黒い雲が太陽をかくし、はげしい雨になりました。
大きなあまだれがひとつ、ぴょんと岩のわれめにとびこんで・・・。

森に降ったあまだれと一緒に、町や海を旅しながら、さまざまに姿を変える水の一生を知る科学絵本。
画用紙のような紙に、古い印刷の少し沈んだような感じが、なつかしい風合い。
どこかコラージュのようにも思える、愛らしい形の整ったイラストが、ところどころ、イラストの形にそってカットされたページになっていて、めくる時にはっと気づいて、とても嬉しくなったりします。
深い色使いも美しく、ふっくらとした形も明快で愛らしくて、このままチェコアニメのフィルムになっていそうな気もします。

表紙カバーの有無、原題表記などは不明なのですが、本の中表紙に
CAN WATER OISAPPEAR?
<あめはどうしてふるの>
とあります。
Printed in Czechoslovakia とあります。
未見ですが、ドイツ語版は、このタイトル↓かも???。
『Was Feuer alles kann. 』(「火」版?)
『Wie das Wasser wandert』(「水」版?)
ともに1975、Hanau. Dausien

この「どうしてなの絵本」シリーズの他の作品には、
火はどうしてもえるの
お日さまはどうしててるの
かぜはどうしてふくの
があります。
すべて、ほぼ見開き一場面おきに、右側のページなどがイラストの形にそってカットされた、愛らしい仕掛け絵本になっています。

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『火はどうしてもえるの』小峰書店 品切れ

火はどうしてもえるの

↑ビーケーワン

どうしてなの絵本
『火はどうしてもえるの』
グループETC・さく
ユーリー・シバルチーク・え
(水野ひろし・やく)
小峰書店
1975年
28p
品切れ
チェコスロバキア・アルティア出版・刊

『火はどうしてもえるの』

鉄橋を渡る汽車の煙突から飛び出した火花から、森に火がつきはじめて・・・。
火について、美しい絵で楽しく学べる科学絵本。
愛らしく親しみやすく擬人化された火のイラストですが、火事のページは迫力を感じました。紫の色使いが印象的。
中表紙のタイトルは、
『Is fire a magician?』
とあります。

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『お日さまはどうしててるの』小峰書店 品切れ

どうしてなの絵本
『お日さまはどうしててるの』
グループETC・さく
ユーリー・シバルチーク・え
(水野ひろし・やく)
小峰書店
1976年
28p
品切れ
チェコスロバキア・アルティア出版・刊

『お日さまはどうしててるの』

お日さまを中心にした宇宙のはじまり、地球のはじまりを、愛らしい絵で丁寧に描いた科学絵本。お日さまの働きや、月の輝き、地球の自転についてなども、楽しく学べます。
丸い地球の一方は昼で、反対側は夜で・・・ということを説明するページでは、日本のとアフリカの子どもが代表例で登場。
中表紙のタイトルは、
『DOES THE SUN GO TO SLEEPAT AT NIGHT?』
とあります。

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『かぜはどうしてふくの』小峰書店 品切れ

どうしてなの絵本
『かぜはどうしてふくの』
グループETC・さく
ユーリー・シバルチーク・え
(水野ひろし・やく)
小峰書店
1976年
品切れ
28p
チェコスロバキア・アルティア出版・刊

『かぜはどうしてふくの』

風がどうしてふくのかを知りたい枯葉と、クモの冒険を通して、風のふく原理を楽しく学べる美しい科学絵本。
さわやかな色彩の親しみやすいイラストで、風についてのいろいろが、わかりやすく描かれています。
中表紙のタイトルは、
『WHAT MAKES THE WIND BLOW?』
とあります。

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