***少し詳しく・・・ もくじ*** 佑学社 チェコスロバキアの創作絵本シリーズ1-5 (1978年発行を中心に・・・※現在品切れ) 制作 スロバート社(チェコスロバキア・・・※当時) Slovart and Mlade leta, Bratislava
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タイトル
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原題 コピーライト (正確なチェコ語表記ができていません。ごめんなさい)
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おはなし
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1 『みつばちのミッチー』 エレナ・チュプチェコバー 作 リュバ・コンチェコバー=ベセラー 絵 柏木美津 訳 1978年 24p
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『MEDUSKA A JEJ KAMARATI』 (c)1971 by Elena Cepcekova Illustrations (c) 1971 by Luba Koncekova-Vesela |
みつばちのミッチーと、森の小さな虫たちの、春の目覚めから冬ごもりまでの一年を描いた物語。 みずみずしい色彩の可憐な草花が美しい絵本。トルンカさんの『ほたるっこ』にも通じるような雰囲気も感じました。 「目をさましたみつばちのミッチー」 「アリの大ぼうけん」 「マルハナバチの長い一日」 「フェルトのブーツとコオロギ」
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2 『小じかのトペル』 ルド・モリッツ作 ヨゼフ・バラーシュ 絵 柏木美津 訳 1978年 表記のページ数で数えると15p。本文中表紙前にイラスト・カットのページが3p。
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『SRANCEK PAROZTEK』 (c)1968 by Rudo Moric Illustrations (c) 1968 by Josef Balaz |
森で生まれたばかりの元気な小鹿のトペルの物語。 遊び友達がほしいトペルは・・・。 躍動感あふれる筆づかいの、はつらつとしたトペルの大きな瞳が印象的。 |
3 『のらいぬとふたりのしゅじん』 クラーラ・ヤルンコバー 作 ヤン・レビーシュ 絵 柏木美津 訳 1978年 24p |
『O PSOVI, KTORY MAL CHLAPCA』 (c)1974 by Klara Jarunkova Illustrations (c) 1974 by Jan Labis |
くさりにつながれるのはいやだけど、ひとりぼっちでうろうろするのもさみしくて、だれかかわいがってくれる主人がほしいなと思った、やどなしのこいぬの物語。 こいぬが気に入ったのは、やせっぽっちの一年生の少年でしたが・・・。 軽やかで華やかな色彩が美しい絵本。何気ない町並みもチェコ的で、あこがれます。 |
4 『かわいいスザンネ』 ハナ・ゼリノバー作 ラディスラフ・ネッセルマン絵 柏木美津訳 1978年 24p |
『DO VIDENIA ZUZANKA』 (c)1965 by Hana Zelinova Illustrations (c) 1965 by Ladislav Nesselman |
ぼくの名まえはゲオルク。スザンネの両親が旅行にいっている間、スザンネをうちであずかることになった。こんな小さな女の子とあそばなければならないなんて。 そんなとき、ぼくのおかあさんは、いよいよ赤ちゃんを生むために、病院へ。
かわいいスザンネと暮らした短い日々を、ぼくの視点で描いた物語。お話のまとまりごとに、「ぼくの名まえはゲオルク」「ゾウのほうがよかったのに」などのタイトルがつけられています。 深みのある色使いと、ほのぼのとした愛らしい絵が魅力的。
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5 『カモのかあさん』 ルド・モリッツ 作 ダグマル・チェルナー 絵 長田京子 訳 1978年 24p
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『O DIVEJ KACICKE』 (c)1962 by Rudo Moric Illustrations (c) 1962 by Dagmar Cerena |
どんなことにもくじけない、かあさんガモの勇気の子育ての物語。 大切なたまごを、ハリネズミに食べられても、イタチに食べられても、テンに食べられても、くじけなかったかあさんガモが、今度こそ選んだ巣は・・・。 青を貴重とした、にじみやぼかしの美しいイラストが、しみじみと印象的。 |