■佑学社 チェコスロバキアの創作絵本シリーズ1-5
(1978年度発行、現在品切れ) 

当時の各絵本の表紙カバー見返しのコピーには、
「現代チェコスロバキアの美しい絵本シリーズ。素朴な絵と心あたたまる文章でつづられています。そして、すべてチェコスロバキアで印刷・製本された手造りの本です。」
と、あります。6巻以降続刊が出版されたのかどうか不明。
表紙カバーつき。本体は布張りではなく、普通のハードカバー仕様。定価当時780円。
表紙カバー裏見返しには、「世界の名作童話シリーズ」全25巻 の発売中のタイトル一覧があります。
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もくじ***
佑学社 チェコスロバキアの創作絵本シリーズ1-5
(1978年発行 ※現在品切れ)
制作 スロバート社(チェコスロバキア・・・※当時)

『みつばちのミッチー』
エレナ・チェプチェコバー 作 リュバ・コンチェコバー=ベセラー 絵 柏木美津 訳 1978年
『小じかのトペル』
ルド・モリッツ 作 ヨゼフ・バラーシュ 絵 柏木美津 訳 1978年
『のら犬とふたりのしゅじん』
クラーラ・ヤルンコバー 作 ヤン・レビーシュ 絵 柏木美津 訳 1978年
『かわいいスザンネ』
ハナ・ゼリノバー 作 ラディスラフ・ネッセルマン 絵 柏木美津 訳 1978年
『カモのかあさん』
ルド・モリッツ 作 ダグマル・チェルナー絵 長田京子 訳 1978年


***少し詳しく・・・
もくじ***
佑学社 チェコスロバキアの創作絵本シリーズ1-5
(1978年発行を中心に・・・※現在品切れ)
制作 スロバート社(チェコスロバキア・・・※当時) Slovart and Mlade leta, Bratislava

タイトル

原題 コピーライト
(正確なチェコ語表記ができていません。ごめんなさい)

おはなし

 
『みつばちのミッチー』
エレナ・チュプチェコバー 作
リュバ・コンチェコバー=ベセラー 絵
柏木美津 訳
1978年
24p

MEDUSKA A JEJ KAMARATI
(c)1971 by Elena Cepcekova
Illustrations (c) 1971 by Luba Koncekova-Vesela

みつばちのミッチーと、森の小さな虫たちの、春の目覚めから冬ごもりまでの一年を描いた物語。
みずみずしい色彩の可憐な草花が美しい絵本。トルンカさんの『ほたるっこ』にも通じるような雰囲気も感じました。
「目をさましたみつばちのミッチー」
「アリの大ぼうけん」
「マルハナバチの長い一日」
「フェルトのブーツとコオロギ」

 2
『小じかのトペル』
ルド・モリッツ作
ヨゼフ・バラーシュ 絵
柏木美津 訳
1978年
表記のページ数で数えると15p。本文中表紙前にイラスト・カットのページが3p。

SRANCEK PAROZTEK
(c)1968 by Rudo Moric
Illustrations (c) 1968 by Josef Balaz
森で生まれたばかりの元気な小鹿のトペルの物語。
遊び友達がほしいトペルは・・・。
躍動感あふれる筆づかいの、はつらつとしたトペルの大きな瞳が印象的。
 3
『のらいぬとふたりのしゅじん』
クラーラ・ヤルンコバー 作
ヤン・レビーシュ 絵
柏木美津 訳
1978年
24p
O PSOVI, KTORY MAL CHLAPCA
(c)1974 by Klara Jarunkova
Illustrations (c) 1974 by Jan Labis
くさりにつながれるのはいやだけど、ひとりぼっちでうろうろするのもさみしくて、だれかかわいがってくれる主人がほしいなと思った、やどなしのこいぬの物語。
こいぬが気に入ったのは、やせっぽっちの一年生の少年でしたが・・・。
軽やかで華やかな色彩が美しい絵本。何気ない町並みもチェコ的で、あこがれます。
 4
『かわいいスザンネ』
ハナ・ゼリノバー作
ラディスラフ・ネッセルマン絵
柏木美津訳
1978年
24p
DO VIDENIA ZUZANKA
(c)1965 by Hana Zelinova
Illustrations (c) 1965 by Ladislav Nesselman

ぼくの名まえはゲオルク。スザンネの両親が旅行にいっている間、スザンネをうちであずかることになった。こんな小さな女の子とあそばなければならないなんて。
そんなとき、ぼくのおかあさんは、いよいよ赤ちゃんを生むために、病院へ。

かわいいスザンネと暮らした短い日々を、ぼくの視点で描いた物語。お話のまとまりごとに、「ぼくの名まえはゲオルク」「ゾウのほうがよかったのに」などのタイトルがつけられています。
深みのある色使いと、ほのぼのとした愛らしい絵が魅力的。

 
『カモのかあさん』
ルド・モリッツ 作
ダグマル・チェルナー 絵
長田京子 訳
1978年
24p
O DIVEJ KACICKE
(c)1962 by Rudo Moric
Illustrations (c) 1962 by Dagmar Cerena
どんなことにもくじけない、かあさんガモの勇気の子育ての物語。
大切なたまごを、ハリネズミに食べられても、イタチに食べられても、テンに食べられても、くじけなかったかあさんガモが、今度こそ選んだ巣は・・・。
青を貴重とした、にじみやぼかしの美しいイラストが、しみじみと印象的。


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