■特集*ビギナーブックシリーズ 日本パブリッシング株式会社*わたしがひとりでよめるほん 現在品切れ |
1968-1970年代初め頃、ドクター・スースのマークが目印の、ランダムハウス社・Random House社のBeginner Books ・ビギナーブックシリーズが、楽しい日本語の本として出版されました。巻頭には「監修者のことば」や、「お母さまがたへ」の文章が添えられ、別に解説書もついていたようです。 愉快で簡潔で明快な文(原文はおそらく韻を踏んでとても心地よいのでは)、文に忠実に描かれ、さらに楽しさをふくらませる軽快な絵、キャッチボールのような文と絵で言葉の意味や物語の流れを確認しながら、ひとりで読み進む喜びをはぐくむ物語。夢いっぱいのお話も面白いけれど、素朴で陽気な絵もどこかなつかしくて新鮮。 邦訳は現在は惜しくも品切れのものばかりですが、タイトルや版元が変わって現在も愛され続けているものもあります。 原書の多くは、今もずーっと愛され続けています。はじめての楽しい明るい洋書読本をお探しの方に、これはぴったりかも! |
もくじ*P.D.イーストマンさんの絵本1*P.D.イーストマンさんの絵本2*ロイ・マッキーさんの絵本*ベレンスタイン夫妻の絵本*ビー・トビーさんの絵本*エリック・ガーニーさんの絵本*その他の画家の絵本1*その他の画家の絵本2 |
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5 『おかたづけ しようっと!』 スタンとジャン=ベレンスティン HEART訳 偕成社 1992年 品切れ
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ベア・ファミリーの居心地のいい木の家は、いつもきちんとかたづいています・・・ジミーとジェニーの部屋以外はね。たまには二人でそうじだってするのですが、いつも途中でケンカになって、結局ママが片付ける羽目に。 とうとう我慢できなくなったママは、こわい顔をして大きな箱を持ってきて、 「さあ、がらくたをぜんぶすてるわよ!」 かたっぱしからおもちゃを投げ込みはじめたから、ジミーとジェニーは大慌て。
いつもはやさしくて、しっかりゆったりママも、さすがに今回は怒りました。さあ、パパの出番です。頼もしいパパの工夫と工作で、みんなでてきぱきかたづけたら、ほら、このとおり。 ベア・ファミリーの実践的で見事なおかたづけをお手本に、きょうからみんなもおかたづけしようっと!、ネ。
原書は『MESSY ROOM』Random House,U.S.A.1983 とあります。↓
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『The Berenstain Bears and the Messy Room (Berenstain, Stan, First Time Books.) (ペーパーバック)』 Random House Childrens Books (1983/05)
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邦訳と同じ表紙だと思われます。
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『The Berenstain Bears and the Messy Room (First Time Workbooks) (ペーパーバック) 』 Random House Childrens Books (1998/09)
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表紙が少し異なります。
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6 『おねだり おねだり』 スタンとジャン=ベレンスティン HEART訳 偕成社 1992年 品切れ
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ほしいものがあると買ってもらえるまでだだをこねたり、いくつでもほしがってじたばたあばれたりするジミーとジェニー。 その場は仕方なく買ってやったものの、家に帰るとパパはカンカン。 「でもこうなったのは、わたしたちも、いけなかったわ。」 と、ママに諭されて、パパが子どもたちにがまんすることを教えていると、間の悪いことに、おじいさんとおばあさんが孫に会いにやってきたのでした。おみやげを持って! ・・・
どうしたらいいのか、本当に頭の痛い問題ですが、ベア・ファミリーの解決法は、みんながそれぞれに胸に手を当て(ドアに耳を当てている子もいますが)、素直になれる方法の一つかもしれません。みんな誰もが子どもだった経験を持つのですから、ね。
原書は『GET THE GIMMIES』Random House,U.S.A.1988 とあります。↓
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『The Berenstain Bears Get the Gimmies (First Time Books) (ペーパーバック) 』 Random House Childrens Books (1988/10)
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邦訳と同じ表紙だと思われます。 |
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『The Berenstain Bears Get the Gimmies (First Time Workbooks) (ペーパーバック)』 Random House Childrens Books (1998/09)
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こんな表紙もあるのですね。
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7 『はんにんは ウソツキ鳥?』 スタンとジャン=ベレンスティン HEART訳 偕成社 1993年 品切れ
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おるすばんのジミーとジェニーは、ちょっとした言い合いからボール遊びをしてしまって、ママの大切なランプをわってしまいました。家の中でボール遊びをしてはいけないといわれていたのに、です。 窓から見ていたつぐみが、大きな音におどろいて飛んでいきました。 ちょうどそこへ、買い物からママが帰ってきました。 「あのね、ママ」 あわてて、二人は作り話を始めます。 「黄色い足の大きな紫色の鳥がやったんだ・・・。」
信じている人がウソをついたら、相手はどんな気持ち?子どもたちがウソをついたら、パパやママはどう思うかしら? 身近で明快な例で、子どもたちに親しみやすくわかりやすく示してくれる絵本。
原書は『The Berenstain Bears and THE TRUTH 』Random House,U.S.A.1983 とあります。↓
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『The Berenstain Bears and the Truth (Berenstain, Stan, First Time Books.) (ペーパーバック) 』 Random House Childrens Books (1983/11)
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邦訳と同じ表紙だと思われます。
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8 『テレビみないで あそぼうよ』 スタンとジャン=ベレンスティン HEART訳 偕成社 1993年 品切れ
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スクールバスで学校から帰ったジミーとジェニーは、いちもくさんにテレビのもとへ。仕事から戻ったパパも仲間入り。 テレビに釘付けになるようになってから、子どもたちは外で遊ばなくなって、楽しい食事のおしゃべりもなくなってしまいました。 これではいけないと、ママは思い切って・・・。
豊かな自然に囲まれたベアファミリーも、テレビに夢中になってしまうことがあったのですね。楽しいベアファミリーと一緒に考えてみませんか。テレビの問題を、子どもにもわかりやすく、真正面からとりくんだ絵本。
原書は『The Berenstain Bears and TOO MUTH TV』Random House,U.S.A.1984 とあります。↓
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『The Berenstain Bears and Too Much TV (First Time Books) (ペーパーバック)』 Random House Childrens Books (1984/06)
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邦訳と同じ表紙だと思われます。
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9 『くまさん村を よごさないで!』 スタンとジャン=ベレンスティン HEART訳 偕成社 1993年 品切れ
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地球を救うために私たちにできることは? ファクトはかせと一緒に、汚れたくまさん村のあちこちを見て回ったジミーとジェニーは、学校にもファクトはかせに来てもらって、みんなでこの問題について考えてみることにしました。 みんなは真剣に、どうすればいいか、何ができるか意見を出し合って・・・。
自然を守るために何ができるか、ベア・ファミリーが子どもたちにわかりやすく問いかけ、語りかける絵本。パパだって、きっと重い腰をあげるはずですよね。
原書は『THE BERENSTAIN BEARS DON'T POLLUTE(ANYMORE)』Random House,U.S.A.1991 とあります。↓
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『Berenstain Bears Don't Pollute (Anymore) (ペーパーバック)』 Random House Childrens Books (1991/10)
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邦訳と同じ表紙だと思われます。
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