「ん?」の絵本箱 ちょこっと絵本「たで・よこ・ななめ・格子縞」へ

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『ハトにうんてんさせないで』*『ひよこをさがしてあひるのダック』*『不思議の国のアリス・オリジナル』『不思議の国のアリス トーベ・ヤンソン絵』*『ぼくね、すっごいプレゼントがほしいの』*『ぼくのおべんとう』*

      

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 オンライン書店ビーケーワン:ハトにうんてんさせないで。

ハトにうんてんさせないで
モー・ウィレムズ作 中川ひろたか訳 ソニー・マガジンズにいる・ぶっくす

ごらんのとおり、ぼくはただのハトですが・・・
ハトだって、バスをうんてんしたいんです!
「セサミ・ストリート」の脚本家、アニメーション作家として活躍の作者が、つぶらなひとみの愛らしいイラストと、やんちゃなおしゃべりで巧みに描いた、楽しいだだっこハト絵本。可愛らしさとシックな色合いが読み手を魅了し、愛嬌あるテキストが読み手を引き込みます。おしゃれ。

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 オンライン書店ビーケーワン:ひよこをさがしてあひるのダック

ひよこをさがしてあひるのダック
フランセス・バリーさく おびかゆうこやく 主婦の友社 2005年

だーれも思いつかないような楽しい形に、愉快なしかけがほどこされているかくれんぼ絵本。

この絵本は四角くないのです。広げると楕円形の、お池を想像させる個性的な形。
本文はもっと個性的で、四角くもなければ丸くもないのです。楽しいイラストをふちどように自由にカットしてあって、そのページ幅が、めくるごとにだんだん狭くなっていきます。マトリョーシカ人形をどんどんあけていく感じに似たわくわく感と、めくってきたページの階段のような見事なグラデーションが目でも手触りでも楽しめます。
で、そのページの一見自由で規則性のない形には、実は巧みなしかけがほどこされているので、お楽しみ。(ハハはページの階段状のグラデーションの手触りばかり楽しんでいて、半分以上読み進むまで、まったくそれに気がつかなかったの!まんまと作者の意図にはまったクチです)

作者のフランセス・バリーさんの、この変形絵本ダックシリーズには、



にじをさがしてあひるのダック

も、あります。こちらも巧みな形とページの鮮やかなグラデーションで、小さな子どもにも素直に楽しめる、読み聞かせおすすめの絵本です。

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 オンライン書店ビーケーワン:不思議の国のアリス・オリジナル

不思議の国のアリス・オリジナル』全2巻
ルイス・キャロル作 高橋宏訳 情報書籍社

少し物憂い夏の午後の、少女たちとボートでたわむれたひとときの思い出・・・少女たちにせがまれるままに青年のつむぎだした手作りの物語、「不思議の国のアリス」。たった一人の少女、アリス・リデルのために作られた手作りのプレゼント・ブックが、ルイス・キャロル直筆の原本と、解説・全訳の2巻セットで復刻されました。91年刊の新装版。

どきどきしながら、私が読んだのは図書館の旧91年度版。
オリジナル「地下の国のアリス」は、ルイス・キャロル自身の装丁、挿絵が直筆のテキストとともに楽しめます。
「地下の国のアリス」の解説・全訳の一冊は、後に加筆され1965年に出版された不朽の名作『不思議の国のアリス』のジョン・テニエルの挿絵が添えられたもので、
「『不思議の国のアリス』成立の事情が立体的に把握できるように留意し」
て作られています。(版元の書籍情報者編集部の「はじめに」より)

嬉しい注釈つきの解説・全訳を読むと、個人的な贈り物だったオリジナルのしばしばに、二人と二人の身の回りの出来事をほのめかすエピソードたちが、もじったりひねったりしてさりげなく登場してることがわかって、知らないアリスの秘密をうちあけてもらったような、嬉しい気持ちに満たされます。
私だけのアリス・・・そんな大切なオリジナル、愛蔵版。

 オンライン書店ビーケーワン:不思議の国のアリス

不思議の国のアリス
ルイス・キャロル作 トーベ・ヤンソン絵 村山由佳訳 メディア・ファクトリー

『ムーミン』のトーベ・ヤンソンさんの描く、幻のアリスがここに!本国でも絶版だそうですので、貴重な一冊なのですね。
けだるい夏の午後のように、少し物憂いアリスが、さらさらと流れるような線で描かれています。そっと守ってあげたいアリスを、語りかけるような親しみやすい訳で。

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原書は『LE CADEAU EXTRAORDINAIRE
1996 ALBIN MICHEL
Jeunesse,Paris

アマゾン洋書で、
英語版を発見。↓

The Extraordinary Gift
(ハードカバー)』
Abbeville Pr
(1997/02)
邦訳と同じ表紙。
ぼうやのほしい帽子の図。

Florence Langlois さん
≫アマゾンフランスで検索したら、
魅力的な絵本がいっぱい!

 ぼくね、すっごいプレゼントがほしいの ビーケーワン

ぼくね、すっごいプレゼントがほしいの
フローランス・ラングロワさく わたなべのりこやく メディアファクトリー 1998年 品切れ

ぼくね、すっごいプレゼントがほしいの。
ぼうやがママのおひざでおねだり。
「あのね、おふねがほしいの。
それもね、あしがはえてて、せかいじゅうをたびするおふねがね」

そう、ぼうやがのぞんでいるのは、おふねや花、ろば・・・なんて一見普通のものなんだけど、ちょっとやそっとじゃ考えつかない、奇想天外なしくみをもったり、しかけをもったりするものたちだったりするのです!

そして最後にかしこいママが、ぼくに選んだとっておきのものはね・・・。

ベルベットのような光沢を感じる、深みのある色使いが美しい、夢いっぱいの折りたたみ絵本。
開くのが待ちきれないようなような、わくわくびっくりの展開が待ってるよ。絵本がちぎれないことを祈ります(笑)。
ぼくに負けない、でっかい夢のプレゼントを考え出してみるのもいいね!

「フランスの人気作家フローランス・ラングロワの記念すべきデビュー作」
だそうです。
(『ぼくね、すっごいプレゼントがほしいの』メディアファクトリー 表紙カバー見返しより)

 

オンライン書店ビーケーワン:ぼくのおべんとう

ぼくのおべんとう
スギヤマカナヨ作 アリス館

双子のような間柄の楽しい絵本。本当に教室で、お友だちと机を並べて、お弁当を広げているような、わくわくする構図と展開が、とても新鮮。

オンライン書店ビーケーワン:わたしのおべんとう 

わたしのおべんとう
スギヤマカナヨ作 アリス館

いつも食べるおにぎりでも卵焼きでも、お弁当が特別に美味しく感じられるのは、ひらくまで大切に布にくるまれて、あけるまできちんと箱に入っているから。呪文の結び目ほどいて、魔法のふたをそっとあけたら、 広がっているのはお弁当の宇宙、香ばしくてちっちゃな私だけの世界。
それからもちろん、お弁当が美味しいのは、みんなでわいわい食べるからだよね!
ちゃんと持ち運びしやすい大きさだって大切。わたしにぴったりのわたしのおべんとうなんだから!

そんなお弁当の楽しみが、あれもこれもぜーんぶつまった絵本。ぜひぜひセットで、にぎやかに。

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