■そがまいさんの絵本
曽我 舞 岐阜県生まれ。三重大学教育学部美術科にて、絵を学ぶ。高校教員を経て、絵本、童話、イラストレーション、挿し絵、紀行文などをてがける。作品に『ワニニンのとくべつな一日』理論社)オンライン書店ビーケーワン:ワニニンのとくべつな一日など。
『パンタのパンの木』
≫別頁「ぼくとクララおねえちゃんシリーズ」

 
『パンタのパンの木』小峰書店

『パンタのパンの木』

そがまいさく
小峰書店
2004年

サンサン村のパンタが植えた、不思議な五つのパンの木のお話。
本当に美味しそうなパンがなったと思ったら、次々にほしがる動物たちがやってきて・・・。

こんがりと渋いパンの色調でまとめられた、美味しそうなイラストがきれい。つやつやとしたパンのイラストや、整ったデザインをながめるのも楽しくて、本当にパンが食べたくなる絵本。

オンライン書店ビーケーワン:パンタのパンの木

サンサン村のパンタは、パンが大すき。
ある日、町に出たパンタは、みせさきで、『パンの木』というたねを見つけました。
「まさか、パンがなるわけないだろう。でも、なんだかおもしろそう」
パンタは、みせにのこっていた五つのたねを、ぜんぶかいました。
「パンの木パンの木、めをだしてね」
パンタがわくわくしながら、たねを一つ植えて、毎日水をやると、またたくまに芽が出て、木になって・・・、

パンタの植えて育てた、不思議な五つのパンの木のお話。
はじめのパンの木になったメロンパンは、カラスによこどりされ、次のクロワッサンは、イタチのおばあさんにあげることになって、その次は・・・と、なかなかパンの木のパンを、自分自身で食べることができないパンタの、楽しくてちょっとお気の毒な(?)、昔話のような物語。
繰り返しの展開にも、文章の端々にも、イラストのあちこちにも、昔話風のエッセンスがちりばめられていて、軽やかで華やかな雰囲気。
淡いセピア調のような、こんがりほかほかパンの色調でまとめられたパンのイラストが、本当にお洒落でおいしそうで、パンタといっしょに、思わずかじりたくなってしまいました。
登場人物の、アーモンドのようなぱっちりおめめも印象的。濃密に描きこまれた細部や、ページ全体の整った装飾もきれいで、すみずみまで絵本をながめる楽しみがあります。

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