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『ゆきのおしろへ』 ジュビレ・フォン・ オルファース作 秦理絵子訳 平凡社 2003年
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ジュビレ・フォン・オルファースさんの1905年の処女作。
ひとりぼっちでお留守番の小さいマリーレンちゃんが、ひとときゆきのおしろで楽しく遊び、また戻ってくる静謐な物語。
はかない切ない透き通るような青い色も、穏やかに満ち足りて丸い子どもたちの顔も、ひとりひとり豊かな表情をもつけなげなゆきのこたちも、きらきらと静かに輝く雪の魔法を見ているような、美しい、いとおしい絵本。
小さな子どもの心に生まれたファンタジーを、温かく、慈しみ深く描きます。
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原書は『Was Marilenchen erlebte!』最初に出版されたのは1905年、J.F.Schreiber GmbH,Esslingen und Munchen 、とあります。さらに、 Renewed by Loewe Verlag,Bindlach 1989、とあります。 ジュビレ・フォン・オルファースさんの処女作、だそうです。この古典的傑作が、日本で今読める幸せ。
マリーレンちゃんまどべにすわり ひとりぼっちでさみしそう
窓の雪を眺めながら留守番をしているマリーレンちゃんのもとに、ふわふわゆきのこが舞い降りて、雪のお城へと誘います。
みごとなよそおい女王さま おひざにちいさいおひめさま きょうはおひめさまのたんじょうび
きらきら美しい雪のお城で、 マリーレンちゃんはあたたかなもてなしを受け、おひめさまやゆきのこたちとひととき楽しく過ごします。 けれど小さいマリーレンちゃんは、じきに疲れて動けなくなってしまって・・・。
「もっといっしょにいてちょうだい」 おひめさまはたのんだけれど、女王さまはいいました 「しんぱいしないで、マリーレンちゃん いえまでおくってあげましょう」
そしてマリーレンちゃんは・・・。
エルサ・ベスコフさんの描く子どもたちと同様に、ジュビレ・フォン・オルファースさんの描く子どもたちのなんと生き生きと愛くるしいこと。 雪のおしろに仕える、幼い姿のけなげなゆきのこたち。 笑う子、泣く子、踊る子、歌う子、ひとりひとりにドラマがあって、穏やかな愛情に包まれ、満ち足りている表情を感じます。
きらきらと輝き凛と澄み渡った美しい雪のおしろで、女王とおひめさま手ずからのあたたかなもてなしをうけながら、疲れたマリーレンちゃんがお家に帰りたくて泣いてしまう場面は、切なくて、そして、ジュビレ・フォン・オルファースさんの、子どもに対する愛情に満ちた細やかなまなざしが、しのばれるような場面です。
冬の、少しくすんだ青い空からふる真っ白な雪、そしてそれをきらきらとはねかえす青く澄んだ光の、冴え冴えとした色使いが、本当に美しい作品。 挿絵をひっそりとふちどる一輪の白い花が、夢の世界をのぞく開き窓のように、ゆきのおしろを守る狛犬のように、左右に静かにたたずんでいるのも、印象的。
アマゾン洋書はこちら。2004年にも再販がなされているのですね。
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『Was Marilenchen erlebte!』 Esslinger, Esslingen 2004
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『The Story of the Snow Children』 Floris Books 2005 |
英語版。 表紙は本文中の一場面と思われます。
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『ねっこぼっこ』 ジュビレ・フォン・ オルファースさく 秦理絵子訳 平凡社 2005年
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「さあおきなさい こどもたち」
ねっこぼっこが春の目覚めを迎えて、準備を整え、大地のかあさんに見送られて、地上の豊かな四季の喜びをうたいあげ、そして・・・というゆったりとした永遠の時をきざむ豊かな大地の物語。
土の中の土色の世界から、明るく澄んだ地上に出てきたねっこぼっこが、空の青、森の緑、野の緑の穏やかに輝く世界で、可憐な野の花や、小さな生き物たちと、春を、夏を、秋を楽しみます。 ねっこぼっこは土の精。そしてその土に芽吹く可憐な野の花の色をあしらった洋服が、緑の中で愛らしく喜びを歌っているようです。
いつまでも、ねっこぼっこが、私たちとともにありますように・・・。
ジュビレ・フォン・オルファースさんの、1906年の代表作。
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祝・復刊! 思えば幻の福武書店(ベネッセ)版の『ねっこぼっこ 』(品切れ)を探し求めてはや○年・・・。 オリジナルの表紙のオリジナルのテキストの翻訳で帰ってきてくれて、本当に嬉しいです。
これといった特別な冒険があるわけでも、魔法がでてくるわけでもない静かで地味な物語なのですが、まさしく「地」の「味」のする、読後心の深いところにいつの間にか根付いて、ことあるごとにそっと頭をもたげてくるような絵本です。
ねっこのこどもたち=ねっこぼっこ、という訳は、くちずさみやすくて覚えやすくて可愛らしくて、土のにおいのするこの素朴な絵本にぴったりの言葉だと思います。
「さあおきなさい こどもたち もうすぐ春がやってくる」
大地のかあさんの声で、ねっこぼっこは目覚めます。 愛らしく並んではりのおけいこ、自分の花の色の洋服を自分でぬいあげ、大地のかあさんに見てもらいます。 小さな虫たちの春への準備を、手伝ってやるものもいます。
さあ、美しい春の地上へ。
一人一人のねっこぼっこが、自分の花をそっと掲げ持って、大地のねっこの段々道を、一歩一歩気をつけながら、並んで上がってゆく可憐な場面は、いつまでも後姿を見送っていたい、心にとどめておきたい、いとしいいとしい場面です。 この場面のねっこぼっこの一部を影絵にしたものが、表紙見返しにも用いられていて、絵本の静かな余韻を届けてくれるようです。
素朴で、簡潔で、温かくて、心に残るテキストをゆっくり追いながら、一場面一場面丁寧にねっこぼっこの一人一人を愛でて・・・また、最初のページをいつのまにか開いてしまう、そんなつきることのないやさしい喜びが、あふれてくるような絵本です。
平凡社版の翻訳をなさっている秦理絵子さんは、昔の福武書店版の翻訳の生野幸吉さんとご縁がおありだったそうで、あとがきを読むと、こちらまでしみじみとしてしまいます。 これも『ねっこぼっこ』の持つ、地味で穏やかながら、いつまでも色褪せない不思議な引力のなせるところかも、などと思ってしまうほど。 (ちなみに、福武書店版『ねっこぼっこ』の生野幸吉さんのあとがきもすばらしいので、機会がありましたら図書館などでお読みになってくださいね)
本国ドイツでも、長く読み継がれ愛され続けている古典絵本の傑作だそうです。 アマゾン洋書のドイツ語版はこちらなど。↓ 他にもいくつもの版があり、繰り返し読み継がれていることがうかがえます。
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『Etwas von den Wurzelkindern』 Medium-Ausgabe. Esslinger, Esslingen 2003
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英語版と思われるものには、表紙の違うものがいくつかあるようです↓。
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『Story of the Root Children Mini』 Floris Books 1997 |
ミニブックのよう。表紙は本文中の一場面。
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『When the Root Children Wake Up』 Audrey Wood (著), Sibylle Olfers (著), Ned Bittinger (イラスト)Scholastic Trade 2002 |
イラストがまったく別の方。原作はオルファースさんだとおもうのですが、くわしくはクリックしてお確かめください。こんな本も出されるほど、きっと「ねっこぼっこ」は人気が高いのでしょうね・・・。
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『When the Root Children Wake Up』 Helen Dean Fish(著), Sibylle Olfers (イラスト)Simon & Schuster (Juv) 1988 |
テキストが、Helen Dean Fish さんという方です。 これがたぶん、童話館出版さんから復刊になった『根っこのこどもたち目をさます』 の原書になったものなのでは。
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『ねっこぼっこ』(平凡社)には、オルファース絵本の魅力を説き明かす詳しい解説がついています。 その最後におさめられている、 「『ねっこぼっこ』とジュビレ・フォン・オルファース」(ヴァルター・シェルフ文) によれば、オルファースさんの絵本作家としての活躍の時期はおよそ1905年から1912年の間、その作品は次のとおりだそうです。
『ゆきのおしろへ』1905年、 『うさぎのくにへ』1906年、 『ねっこぼっこ』1906年、 『森のおひめさま』1909年、 『風さん』1910年、 『王様ライオンの結婚式のごちそう』1912年(未邦訳)、 『ちょうちょのくに』1916年、 遺稿から『ぶつぶつ屋のくまさん』1921年(未邦訳)。 |
※邦訳は平凡社より
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『Koenig Loewes Hochzeitsschmaus.』 Esslinger, Esslingen 2000
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『王様ライオンの結婚式のごちそう』1912年(未邦訳)、と思われます。
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平凡社さまから、いずれ未邦訳の2冊も出版されるのでしょうか・・・??個人的にかなり熱く期待をよせています。
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『森のおひめさま』 ジュビレ・フォン・ オルファース作 秦理絵子訳 平凡社 2003年
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森のおひめさまの幸せな一日を、目覚めから眠りまで、とりまく自然とともに、いつくしんで描いた美しい物語。 朝起きて、ごはんを食べて、勉強して遊んで、日が暮れて眠って・・・。
100年前の森のおひめさまの何気ない一日が、これほどきらきらとまぶしいのは、ここに100年後も変わらない子どもたちの理想の一日が、静かに穏やかに刻まれているから。
なつかしくやさしい緑、落ち着いた深い森の色、穏やかにとけこむおひめさまのドレスの赤い色・・・そっと深呼吸したくなるような、素朴で美しい森の世界が、声も名もなきはかなき小さな小さなものたちの存在まで、慈愛に満ちた温かなまなざしで描かれます。
森の秘密をうちあけてもらったような、宝物のような絵本。
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原書は、『Prinzeßchen im Walde』Esslinger Verlag J.F. Schreiber GmbH、コピーライトは1909、renewd 1988、とあります。
深みのあるやさしい緑の地に、一本の木。見つめあうリスとおひめさま。四隅には王冠の装飾が。 クラシカルな気品漂う、美しい表紙・・・。
いわんや本文をや、落ち着いた緑を基調に、愛情と親しみをこめて描かれた優美なイラストは、とりどりの草花やつるで額のようにふちどられ、一枚一枚タペストリーのように完成されていて、さながら小さな美術館。 純真な子どもの姿を借りて、ところどころ擬人化された自然の恵みたちの、ふっくらとした、赤ちゃんのほっぺのような愛らしさは、そっとながめているこちらのほっぺまで、ゆるませ、とろけさせてしまいそうです。
森のおひめさまですから、たくさんのお世話する「森」の化身のような子どもたちがいて、例えば、おひめさまの髪をとかし洋服をととのえるのは、「つゆのこ」。はちみつの朝ごはんをこしらえるのは「こけのこ」。 これがまた、一見、自分たちもまだ誰かの手を借りなければちゃんと身支度ができないような、幼い子どもの姿に身を変えた、たまらなくいとおしく愛くるしいお手伝いさんたちなのです。
つゆにしてもこけにしても、森の中での存在があまりに可愛らしくて地味で目立たないために、絵本などに華々しく登場して脚光をあびることは稀だと思うのですが、オルファースさんの温かな筆は、ちゃんと、森のすみずみまで光を当て、名もなき声もなき静かな自然のひとかけらのやさしさを、あどけない幼児の姿にたくして、読み手に届けてくれるようです。
それにしても何故、おひめさまのお世話をする自然の化身が、例えばおひめさまより少し年上の少年・少女などではなくて、おひめさまよりと同じくらいか、さらに幼い幼児たちなのだろう・・・と、ふと考えたとき、思いついたことがあります。 つゆやこけなどが、たいてい、みな大人よりも、子どもよりも背の高さの低い位置にある、小さなか弱い存在だから、というのが一つ。 そして、つゆやこけなど小さなか弱い自然の存在が、誰かの優しい手と温かい目を常に必要とする、幼児のように、無垢で、はかなく、やわらかく、守ってやらねばならない大切ないとおしい存在だから。 そして、何に対しても無垢で、はむかってくるすべてに対して無力で、無防備で、まだあまり言葉も文字も持たない赤子のように、その気持ちをくみとって代弁してやるべきあわれで無邪気な存在だから。 ・・・というのが、一つ。
オルファースさんの描くふっくらとした子どもたちに、個人的にとても魅力を感じてしまうのは、ひとりひとりのさりげない自然なしぐさに加えて、どこかはかなさを感じる、こころもち緊張したような、微笑の浮かぶ一歩手前のような、ひたむきで真剣なその表情、でしょうか・・・。 いつまでもこの素朴な子どもたちを守りたい、そっと大切にしたい絵本です。
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『Prinzeßchen im Walde』 Esslinger, Esslingen 2003
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『The Princess in the Forest』 Floris Books 1994
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英語版。 表紙は本文中の一場面と思われます。
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くに』 の 『ちょうちょ ジュビレ・フォン・ オルファース作 秦理絵子訳 平凡社 2004年
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「とおい とおい はるかな くにで しあわせに くらす ちょうちょたち・・・」
ひっそりと大地の祝福を受けて生まれ、大地に守られて育ち、春をつかさどる青年の妖精に羽を授かったちょうちょたちが、ひららひらら、順番にとびたち、春と命の喜びを歌います。
夜とともに、物語の最後におとずれる、神秘的なちょうちょうの行列が、貴い遠い清らかな世界へ魂をいざなうような、切ないまでに美しい絵本。
夭折したオルファースさんの死後直後、1916年に出版された、最後の絵本。
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実は、この平凡社さんの『ちょうちょのくに』は、過去に福武書店さんから『ちょうちょうのくにへ 』として出版されたことがあるので、祝・復刊ですね! そして、なんと運のよいことに、私は個人的にこの福武書店版の古本を持っていて、・・・それで、ジュビレ・フォン・オルファースさんの他の絵本はすべてすぐさま購入済みでありながら、この本だけは、いまだ、手にしていなかったのです・・・やっと、図書館で借りました。
ネット書店の小さな画像ではわからなかったのですが、ちょうちょの形をかたどった表紙のイラストも、エンボス加工というのでしょうか、リネンのようで、背表紙の小豆色も、カバー見返しのミルクティー色も品がよく、洒落ています。 細部まで美しくこだわって大切に絵本をおつくりになった感じが伝わってきます。
そっとページをひらくと・・・おかえりなさい、の、ジュビレ・フォン・オルファースさんのイラストです。 トーンを抑えた緑色が美しい、穏やかでおおらかでのびやかなイラスト。
「とおい とおい はるかな くにで しあわせに くらす ちょうちょたち・・・」
で、はじまる、愛らしいちょうちょたちの成長と旅立ちを、澄み切ったまなざしで、夢のように描いた物語は、実は、オルファースさんの最後の作品、だそうで、1916年34歳の若さで病で亡くなった、死の直後に出版された絵本だそうです。
それだけに、ひらひらとすべるように舞うちょうちょの、たいまつを持つ、ラストの夕べの果てしない行列は、とても神秘的で、長く、切なく心に残ります。オルファースさんのはかない生涯を暗示しているようにさえ、感じます。
それから、この絵本の、美しい一枚一枚のイラストは、すべて不思議な枠組みのなかに描かれているのですが、この飾り枠は・・・木の幹と枝、をあらわしているのでしょうか? それとも、岩陰でしょうか?
まるで、とおいくにで無邪気にたわむれるちょうちょたちを、森のこちらからそっと眺めているような、あるいは、洞穴からそっと見つめているような、不思議な感覚を覚えます。 夢のようなちょうちょたちのあちらの世界と、こちらの世界を、結びつける窓のようにすら感じます。
そして待ちに待った春に、はねを授かってひらひら飛び立つ黄色と白色のちょうちょの場面、「さいしょにとびたっていけるのは・・・」というページなのですが、何か、不思議な感覚にとらわれてなりません。 画面の右上から、左下に向かって、だんだん大きくなって、列をなすようにとんでいるちょうちょの美しいイラストは、表紙にも使用されているものですが・・・

「とびたつ」というよりは、「まいおりる」ようなイメージに見えませんか?
どこかはるか高みから、ゆっくりとまいおりてきているような気が、個人的にするのです。(原文を読んだことはないですし、この場面のちょうちょがどのように「飛んでいる」のかは、翻訳とイラストを参照にするしかできないのですけれど)
どこから?
天から、でしょうか・・・。
このちょうちょたちは、春の使いでもあると同時に、天の使いでもあるのでは、と、思えてならないのです。
それから、ラストのページのたいまつの行列・・・。 これは、左上からすうっと斜め右下に向かって列をなして、だんだん大きくなるちょうちょたちの幻想的なイラストで、とても印象的なのですが、やっぱり、どこかはるか高いところから、ゆっくりと「まいおりてくる」感じがします。
ちょうちょたちの列をなしてどこかへ向かう構図を、だんだんのぼって小さくなる後姿ではなく、しっかりと前から見て表情を描きたかった、ということなのかもしれませんが、空を舞う美しい羽と、はかない命をあわせもつ神秘的なちょうちょの、ゆっくりと列をなして「まいおりてくる」ように思えるイラストを眺めていると・・・、 どうしても、何かの使いを携えて天から舞い降りてきた、という風に思えてならないのです。
夭折した美しい作者の運命と重ね合わせ、天からの弔い、または迎えのたいまつでは、と、思ってしまうのはうがちすぎかもしれませんけれど・・・。 少し切ない運命のいたずらを感じます。
原書は『Im Schmetterlingsreich』、最初に出版されたのは1916年、J.F.Schreiber GmbH,Esslingen und Munchen 、とあります。さらに、 Renewed by Loewe Verlag,Bindlach 1989、 Esslinger Verlag J.F.Schreiber GmbH 2004、 とあります。そして、本文最後に、 本書は1916年版をもとにしていますが、版型は1989年版を踏襲しています。 とあります。
平凡社さんの『ちょうちょのくに』のテキストは、オリジナルのオルファースさんのものから翻訳されているそうです。 2004年にドイツで復刻されている版は、テキストが、オルファースさんのものではなく、著名な児童文学作家のアルベルト・シックストゥスさんによるもの、だそうです。 アマゾン洋書ではこちら↓。
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『Im Schmetterlingsreich.』 Sibylle von Olfers (著), Albert Sixtus (著) Esslinger, Esslingen 2004
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そしてかつての福武書店版の『ちょうちょうのくにへ』(品切れ、1991年発行)も、原書のテキストはオルファースさん、by Sibylle von Olfers、とあります。 原書は『IM SCHMETTERLINGS-REICH』、1989 Lowes Verlag,Bindlag&Verlages J.F.Schreiber GmbH,Esslingen,Germany、とあります。
・・・ですが、ふたつの出版社の邦訳は、微妙に訳文が違う箇所がいくらかあるようです。 もし図書館などに蔵書がありましたら、読みくらべっこしてみるのもとても興味深いかもしれません。 とくにラストは多少異なる感じを受けるので、もし読みくらべっこなさるときはぜひごらんになって、とっくりとふたつの「ちょうちょ」の世界を堪能なさってくださいね。
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