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大きさなど※は、私物を参考にはかったものです。ページ数表記のないものが多く、本文イラストのページを主として数えていますが、数え方によっては誤差もありますことをご了承ください。測り方による多少の誤差もご了承ください。 アマゾン洋書※は、2006年2月時点の検索結果に基づいています。古いものは詳細不明であるものも多く、また再版や、ペーパーバック版は、初版の版元と異なる場合も多いようです。 |
基本的にドイツ語、英語の洋書を、個人的に入手できたものに限り一覧表にしていますので、本国チェコの本など、すべてを網羅しているわけではありません。 また、チェコ語のフォントにつきましては、正しいフォント表記ではありません。ご了承ください。 引き続き探求中ですので、間違い指摘、訂正、追加、新情報などなどいただけましたらとても嬉しいです。 |
■2000年『DAREK』***邦訳「マシュリカの旅」 |
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■原書を見て チェコからの美しい贈り物、『DAREK』。(POPOKATEPETL)2000年です。待望の邦訳は『マシュリカの旅』(編集工房くう)2005年。 ■邦訳を見て そして邦題の『マシュリカの旅』のマシュリカは、絵本の「著者紹介のページ」の「編集部より」によると、 原書ではリボンに名前はありませんでしたが、チェコ語の「masle」(リボン)をヒントに「マシュリカ」とつけました と、あります。(正しいチェコ語表記ができなくてごめんなさい) チェコ語でリボンは「マシュリ」と、読むのが近いのでしょうか、その響きからは、個人的に、リボンをそっと結ぶときのきぬずれの音が感じられるような気がします。そしてその響きを大切にした「マシュリカ」という名前は、とても愛らしい感じ。 大切に大切に魔法のリボンをかけた、奇跡の贈り物なのですね。 それは、テキストを読み終えるとなおいっそう伝わってきます。 ■表紙 その物語は・・・ 縦じまのワンピース◆に三つ折ソックス、風になびく長い髪、どこかアンニュイで、この世に生まれ出でる前の胎児のようにピュアな雰囲気をもった、魅力的な女の子は、『トララララ◆』や、『Piccoli concerti della sera◆』などで、くりかえしくりかえし形を変えて現れて、見る人の心を魅了してやまない、鮮やかに艶やかに心に焼きつく美しいモチーフです。 ![]() 原書『Piccoli concerti della sera』Quadragon srl,Milano,Italy1980年 邦訳『ちいさなよるのおんがくかい』 フレーベル館、1981年、品切れ 日本語でタイトルが描かれた、嬉しい邦訳の『マシュリカの旅』の表紙も、何度ながめても飽きず、ゆったりと特別な風がふき、特別な時間がながれているみたい。 ■物語を読んで 表紙の女の子ベロニカと、いつも一緒にいたリボン「マシュリカ」は、あるひ風にさらわれてベロニカの手からとんでいってしまいます。 その風は、ちょっととんがっている風で、いつも乱暴で嫌われるようにしか吹いたことがないのでした。 けれどマシュリカはへっちゃらで、その風に楽しそうにくるくると踊るのです。 「あなたはじぶんがそよ風にもなれるってこと、わすれてない?」 自分を拒まないマシュリカの、魔法のような言葉に、風はだんだん心を開き、目を開いて、新しい自分を発見します・・・。 そして生まれ変わった風に、マシュリカは言います。 つぎつぎと贈られるものたちに、幸せを贈り届けるマシュリカ。 これは魔法? (絵本の帯より) そして、最後の贈り物が、最高の贈り物として読み手の心に届きます。 ありがとう、マシュリカ。 編集工房くうさまのHPは◇こちらです。 さらに、プロジェクト・アノさま(◇レン・コーポレーション+◇アット・アームズ)より、オリジナルのポストカードも発売になって、嬉しいかぎり!特集はこちら◆。 よろしければ親子でお読みになってくださいね!
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