***ヨゼフ・パレチェクさんの作品一覧表の見方***最初にクリックしてご覧ください。 |
本文中の絵本のタイトルなどにカーソルを当てると、簡単な説明があらわれます(あらわれないものもあります)。 JavaScriptを使用しています |
基本的にタイトルなどに◆のついているリンクは、同ウィンドウで、別のページの該当詳細にジャンプします。 ≪のついているリンクは、左フレームが移動します。 元に戻るには、ブラウザの「戻る」で戻ってください。 |
基本的にタイトルなどに◇のついているリンクは、別ウィンドウが開きます。アマゾン、bk1、関連版元などのHPなどにリンクしています。 元に戻るには、ブラウザの「閉じる」で戻ってください。 |
大きさなど※は、私物を参考にはかったものです。ページ数表記のないものが多く、本文イラストのページを主として数えていますが、数え方によっては誤差もありますことをご了承ください。測り方による多少の誤差もご了承ください。 アマゾン洋書※は、2006年2月時点の検索結果に基づいています。古いものは詳細不明であるものも多く、また再版や、ペーパーバック版は、初版の版元と異なる場合も多いようです。 |
基本的にドイツ語、英語の洋書を、個人的に入手できたものに限り一覧表にしていますので、本国チェコの本など、すべてを網羅しているわけではありません。 また、チェコ語のフォントにつきましては、正しいフォント表記ではありません。ご了承ください。 引き続き探求中ですので、間違い指摘、訂正、追加、新情報などなどいただけましたらとても嬉しいです。 |
□1995年『Die Insel Hammerbö』***未邦訳「つむじ風のしま」 |
|
□原書を見て 23ページ(奥付を入れると24p)の黄緑色の薄いハードカバーの絵本で、タイトルを英語直訳すると、「The island hammer gust」となるよう・・・。 美しいです。アクリル画でしょうか、色彩は鮮やかでよりきめ細かく、澄み切った感じです。 □表紙 表紙は本文の1ページを抜粋したもののよう。 黄緑色を基調としたおだやかな海を背景に、たくさんの子どもたちがにぎやかに遊ぶ小さな島が描かれています。 一人一人細かなところまでもこだわって楽しんでお描きになられた様子が思い浮かぶような、とても時間と情熱をかけた完成度の高いイラストだと感じます。 □本文を眺めて テキストは短くて、大きめの文字。読めませんが・・・、どうやら韻を踏んだ、詩の形式のようです。さぞや美しい響きなのでは! この二本足の魚のモチーフは、オリジナルポストカードの「ちいさなよるのおんがくかい -b」の宛名面の小さなカットに見ることができます。くわしくはこちら◆。 その二本足の魚のほかにも、パレチェクさんの絵本に時折出てくる、翼と顔をもつ目覚まし時計◆や、元気のいいカタツムリなどがちらりと登場していて、夢と遊び心がいっぱいつまった楽しい作品になっています。 夏には島全体がおいしそうなアイスクリームになってしまった場面や、冬には大きな雪だまをころがす場面、くりくりお目目のドラゴン(?)がちょこんと座ってアコーディオンみたいな楽器を演奏している場面などなど・・・みんなで夢のような楽しいひとときを過ごします。 ・・・と、いう感じでしょうか。読めないので、想像の域をでないところがカナシイのですが。 □ジェイムズ・クリュスさんについて テキストのJames Krüss(ジェイムズ・クリュス)さんとのコンビの他の作品には、 『Die Geschichte vom Huhn und vom Ei◆』(1989年)などがあります。 ジェイムス・クリュスさんは、E.ケストナーさん、M.エンデさんとともに、三大児童文学作家として有名な作家で、「おはなし丸の船長」と呼ばれて人々に親しまれているそうです。1968年には国際アンデルセン賞も受賞なさったそう。 最近邦訳されている作品で、1956年デビュー作の児童書がこちら↓なのですが、 ジェイムズ・クリュスさんは約10ヶ国語を操る語学の天才だったそうで、ヨゼフ・パレチェクさんに関連する絵本では、1974年学研より出版された(と推定、未確認)「くろいねことしろいねこ」、のドイツ語訳もなさっています。(『Der kleine schwarze Weissfellkater.◆』1985年) ちなみに、パレチェクさんの海の登場する作品には、1975年『Michael hat einen Seemann ◆』、1980年『ソリマンのおひめさま◆』、1981年『La petite ondin◆』、などがあります。 ![]() 原書『La petite ondin』Nord-Süd Verlag 1981年 邦訳『人魚ひめ』プロジェクト・アノ、2005年 |
Copyright (c)2005-2006 kudolacieko All Rights Reserved