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□1991年『Der Regenbogenberg, eine Traumgeschichte』***未邦訳「虹の山のお話」

初版 1991年
タイトル 『Der Regenbogenberg, eine Traumgeschichte』
テキスト Margaret Klare
イラスト Josef Palecek
出版社 Georg Bitter Verlag KG,Recklinghausen
大きさなど※ ハードカバー
児童書
88p
カラー、白黒
約23*16.8センチ
邦訳 未邦訳
「虹の山のお話」

原書を見て
表紙
タイトルの英語訳は、
「The rainbow mountain, a dream history」
と、なるようです。
天狗のように赤くて長い鼻の小人?が、夜眠るときにかぶるような、サンタクロースのような赤い帽子(なんていう名前なのでしょう) をかぶって、森の木の幹の影からぴょこっと顔をのぞかせ、しぃー、っと、人差し指を唇に当てている表紙です。
テキストたっぷりの児童書の体裁で、イラストはちょっと少なめ。
まるまる1ページ使用したカラーのもの(口絵)が4ページ、あとはモノクロのカットです。
本文を見て
物語の最初の方のカラーイラストに、髪の長い可愛い少女が、幻想的な深い青緑色に染まる自分の部屋で、すやすやと眠っている一場面があります。その眠る少女のベットの上に、表紙の赤い帽子の小人がいて、横向きになにやら縦笛のようなラッパを吹いています。
この不思議なラッパのせいかどうなのか、少女は大空を飛ぶ夢をみているようです・・・。
そこは、オレンジ色に染まる美しい場所で、虹でてきたような山が背景にあり、花咲く丘がゆるやかに広がっています。目が覚めた少女は・・・というようなおはなしかしら。

夢と小人と虹が関連しているらしく、小人が虹の切れ端をかかえて、テレビアンテナのはりめぐらされた町の屋根の上を走っていくカラーの口絵があったり、その小人がまたまた眠っている少女のまくらもとにこっそり現れるモノクロのカットがあったりと、小人がちょこまかと大活躍しているようなのですが、ドイツ語がわからないため未解読です。
モノクロの線画ですが、個人的に大好きなひざをかかえた女の子◆のモチーフをまた発見して嬉しくなっちゃいました。
その他、二本足で歩く不思議な魚◆のモチーフや、翼と顔を持つ不思議な目覚まし時計◆のモチーフなど、おなじみの(?)チャーミングな脇役がさりげなく登場して遊び心もいっぱいです。

また、上記の二本足の魚のモチーフは、オリジナルポストカードの「ちいさなよるのおんがくかい -b」の宛名面の小さなカットに見ることができます。くわしくはこちら◆

テキストのMargaret Klareさんをアマゾン洋書で検索すると、『Schabernack.』 (Hammer, Wppt) ISBN: 3872948970(2002/02) など、数点ヒットしました。

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