***ヨゼフ・パレチェクさんの作品一覧表の見方***最初にクリックしてご覧ください。 |
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大きさなど※は、私物を参考にはかったものです。ページ数表記のないものが多く、本文イラストのページを主として数えていますが、数え方によっては誤差もありますことをご了承ください。測り方による多少の誤差もご了承ください。 アマゾン洋書※は、2006年2月時点の検索結果に基づいています。古いものは詳細不明であるものも多く、また再版や、ペーパーバック版は、初版の版元と異なる場合も多いようです。 |
基本的にドイツ語、英語の洋書を、個人的に入手できたものに限り一覧表にしていますので、本国チェコの本など、すべてを網羅しているわけではありません。 また、チェコ語のフォントにつきましては、正しいフォント表記ではありません。ご了承ください。 引き続き探求中ですので、間違い指摘、訂正、追加、新情報などなどいただけましたらとても嬉しいです。 |
1983『Wir werden immer grösser.』*『Ihr seid gross und wir sind klein.』*年代不明『Ein Kinderbuch quer durch die Welt.』
□1983年『Wir werden immer grösser.Keiner bleibt so klein,wie er ist』***未邦訳「わたしたちは増え続ける」 |
↑表紙のイメージはこんな感じでしょうか・・・
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□原書を見て □参加作家について タイトルの英語直訳は、「We continue to increase.」、副題が「None remains so small, as he is」となるようです。 120pの児童書で、11人の作家による18作品と、ヨゼフ・パレチェクさんの白黒の線画のカットがおさめられています。 参加作家は、Volker Ludwigさん「Wir werden immer größer」(本のタイトルにもなっています) かろうじてお名前を知っていたのが □表紙と裏表紙について 本文イラストはすべて白黒ですが、表紙はカラーで、黒を基調とした不思議な森の奥で、かわいい男の子と女の子が両手を高々とかかげてジャンプしているイラストが描かれています。 背景が夜の森のように黒っぽい感じなので、明るい色の洋服を着た男の子と女の子が、月夜に照らされているかのようにほの明るく浮かび上がって、不思議な雰囲気をかもし出しています。 タイトル文字のそばには、真ん丸のおめめのオレンジ色の小鳥が一羽、やはり翼を上にはねあげていて、足はぴょんと飛び跳ねているようです。
裏表紙は、点線の丸枠の中に、ひな鳥がいっせいにくちばしを開けている小鳥の巣が白黒の線画で描かれ、二羽の小鳥が巣の両側から虫のえさを与えようとしているイラストです。 おそらく、表紙の装丁もヨゼフ・パレチェクさんがなさったものだと思うのですが、全体的にとてもシックでお洒落です。 |
□1983年『Ihr seid gross und wir sind klein, zwanzig Autoren erzählen von großen(grossen) und von kleinen Leuten』***未邦訳「あなたたちは大きく、わたしたちは小さい」 |
↑表紙のイメージはこんな感じでしょうか・・・
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□原書を見て □参加作家について タイトルの英語直訳は「You are large and we are small」、副題は「 twenty authors altogether hardly tell of large and of small people」となるようです。 上記 『Wir werden immer grösser.▲』 と、同じ版元、同じ出版年、同じページ数、そっくりの装丁、のようですので、シリーズ、続編、姉妹編、だったと思われます。 参加作家は、 ミラ・ローベさん「"Wir Machen die Welt!"」、 アヒム・ブレーガーさん「Ivo freute sich」、 モニカ・ペルツさん「Dornoschen und der Nudelkoch」、 Georg Bydlinskiさん「Was leuchetet da so?」、「Oma」、 など、上記『Wir werden immer grösser.』 でも参加している何人かと、 Elfriede Lorenzさん(1982年『Sylvia und der Wunderbaum▲』のテキストの方です)「Wer furchtet sich vor der Hexe?」、 Barbara Reschさん「Eine traurige Geschichte」 などなど、19人による20作品を収録しています。こちらには、本のタイトルとなっている作品(本のタイトルと同じ作品)はありませんでした。
□表紙と裏表紙について この『Ihr seid gross und wir sind klein』の表紙も、同じく黒を基調とした背景に、浮かびあがるように明るいカラーの子どもが描かれているシックでお洒落なイラストです。 そして、この本の表紙の子どもは一人で、黒い背景は森ではなく、たくさんの人ごみの大人の足元です。一人の男の子がたくさんの足をかきわけるようにして、こちらに顔をのぞかせている印象的な表紙です。 タイトル文字のところにいるのは、この本では一匹のトラ縞のねこで、男の子はこのねこを見つけて、そっと見つめているようです。
裏表紙は同じく丸い点線の枠の中に、白黒の線画で男の子がお父さんの片ひざに座ってくつろぐ姿が描かれています。男の子とお父さんがやさしく見守っているのは、丸枠の下にそこだけカラーで描かれているトラ縞のねこで、ねこは無心に目の前のミルクをなめています。 この『Ihr seid gross und wir sind klein』と、上記の『Wir werden immer grösser.▲』の2作品は、表紙も裏表紙もふたごのようにそっくりで、対句のように響きあって、並べるととても美しいです。 |
□年代不明『Ein Kinderbuch quer durch die Welt.』***未邦訳「世界の子どもの本」 |
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□原書を見て □表紙について 水色の空(地模様)に、黄色や青などの美しい模様のちょうちょのはねを背中につけた、いろいろな民族の顔の子どもたちが、ひらひら両手をひろげてのびやかに舞っているイラストです。 タイトルを英語訳すると、「A Children a book crosswise by the world」になるようです。 アマゾン洋書を検索すると、詳細に、 Hubert. Hladej (編集), Josef Palecek (イラスト)とあります。1992年とあるのは再販と思われます。 □ 参加作家について 参加作家は、Kasleen Arnottさん「Die kinder im Baumhaus」、 Lloyd Alexanderさん「Coll und sein weisses Schwein」、などなど23人で、その中には、 Astrid Lindgrenさん「Sonneau」(アストリッド・リンドグレーンさん)、 James Krüssさん「Der lustige Krieg auf Pappamannakaska※」(ジェイムズ・クリュスさん) そして日本からは、 Momoko Ishii「Tom Froschefanger」(石井桃子さん、『◇山のトムさん』(福音館書店)の中のお話の一つではないかと推定) がおさめられています。石井桃子さんの作品には、なつかしくのどかな田園風景を描いたカラーの口絵がそえられています。 ※ジェームズ・クリュスさんの邦訳作品『ロブスター岩礁の燈台』(未知谷)の中の一編、「七日目の話」の中の挿入話「パッパマッナカスカ島の戦争」だと思われます。 |
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