***ヨゼフ・パレチェクさんの作品一覧表の見方***最初にクリックしてご覧ください。 |
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大きさなど※は、私物を参考にはかったものです。ページ数表記のないものが多く、本文イラストのページを主として数えていますが、数え方によっては誤差もありますことをご了承ください。測り方による多少の誤差もご了承ください。 アマゾン洋書※は、2006年2月時点の検索結果に基づいています。古いものは詳細不明であるものも多く、また再版や、ペーパーバック版は、初版の版元と異なる場合も多いようです。 |
基本的にドイツ語、英語の洋書を、個人的に入手できたものに限り一覧表にしていますので、本国チェコの本など、すべてを網羅しているわけではありません。 また、チェコ語のフォントにつきましては、正しいフォント表記ではありません。ご了承ください。 引き続き探求中ですので、間違い指摘、訂正、追加、新情報などなどいただけましたらとても嬉しいです。 |
□1975年『Michael hat einen Seemann 』***未邦訳「ミハエルと船乗り」 |
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□原書を見て □表紙
枠はこんな雰囲気でしょうか???。海の青のイメージ・・・ 個人的に知り得たかぎりでも、ヨゼフ・パレチェクさんのたくさんの作品たちの中で、海の場面が登場する貴重な1冊といえるかもしれません。 主人公はめがねの少年、ミハエル。アパートに両親と住んでいて、少し内気ではずかしがりやさんのようです。 □物語 本文はカラーと白黒が交互に編まれた構成。 ページをめくると、そのミハエルが、アパートの階段に元気なく座って、くまのぬいぐるみを抱えている場面。そこへやってきたのが、ジャムのビンのようなビンをいくつもかかえ、パイプをくわえた、おひげのおじさん。このおじさんは、表紙の船乗りと同じ人物なのでしょうか・・・?
ミハエルは、ひっこみじあんなのか、表で遊ぶ子供達の輪の中にも、なかなか入れないようですが、ある夜、船乗りのおじさんから、さまざまな海の冒険物語を聞く機会にめぐまれます。 すっかりあこがれて、勇気をもらったミハエルは・・・。 ドイツ語が読めないので、イラストから想像するのみですが、内気なミハエルが、海と船乗りのおじさんから憧れと勇気をもらう、とても心温まる物語のようです。 ミハエルの夢と憧れを乗せた船出の白黒の場面、続く海のカラーの場面はとりわけ美しく、少し切なくて、幻想的で、長く心に残ります。(ちなみに、この船出の場面に、万国旗が描かれていて、日本の国旗もちらりと登場しているのです、白黒なので、他の国旗の可能性もありますが・・・) なお、ヨゼフ・パレチェクさんの絵本たちの中で、海の出てくる他の作品は、1980年『ソリマンのおひめさま◆』、1981年『La petite ondin◆』、1995年『Die Insel Hammerbö◆』などが思い浮かびます。 ![]() 原書『La petite ondin』Nord-Süd Verlag 1981年 邦訳『人魚ひめ』プロジェクト・アノ、2005年
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