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□1974年『Der lustige Mann』***未邦訳「しあわせぼうや」

初版 1974年
タイトル 『Der lustige Mann』
テキスト・イラスト≪シンプルに Libuse und Josef Palecek
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出版社≪シンプルに Verlag Jungbrunnen,Wien-München
◆くわしく
その他

カラー、白黒、32p。
ハードカバー版
約26*19.8センチ

ペーパーバック版
約25.5*19.5センチ

邦訳 未邦訳
『しあわせぼうや』


パレチェクさん2007年カレンダー


パレチェクさん2007年カレンダー(12ヶ月)
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カレンダーのページは≫こちら
ご自身のセレクトによる神秘的で美しい12ヶ月のイラストの中の、≫4月「Rainbow day」のイラストを見て、『Der lustige Mann』の絵本の世界を思い出しました。(同一のイラストはありませんが・・・)


原書を見て(眺めて)
表紙
タイトルの英語直訳は、「The merry man」となるようです。
本文はカラーと白黒の交互に編まれた構成。
この時期のJungbrunnen社のヨゼフ・パレチェクさんの絵本の表紙装丁に多く見られる、額におさめられた絵のような、三重の枠組みの中のすっきりと白い地に、大きな楽器のホルン(かな?)を、にっこりと吹きながら、赤い帽子の可愛いぼうやが立っています。
 

枠はこんな雰囲気でしょうか???。

どこか幾何学的でころんとしたぼうやは、白い衿にカラフルなチェックのお洋服を着ていて、ロボットのような、お人形のような不思議な雰囲気。

裏表紙では、真ん中の丸い囲み枠の中で、青い椅子にすわったおひげのおじさんが、お人形のように小さな愛らしいぼうやを腕にのせて、ほほえんでいます。
その丸枠の下に、表紙に登場したものと思われるホルンがちょこりと置かれています。

このホルンは、絵描きのおじさんのもののようで、最初のページはホルンのさりげなく置いてある、絵描きのおじさんのアトリエの風景から始まっています。


物語
もしかすると、ヨゼフ・パレチェクさんのアトリエはこんな感じかしらと思われるような、光と色と絵にあふれた魅力的なアトリエ!
その壁に貼られている、たくさんの色鮮やかな絵が、たぶん物語のポイント、ぼうやの活躍の場だと思われます。
そもそも、お人形のように小さなぼうやも、もとは絵描きさんの描いた絵の中のぼうやだったと思われます。そのぼうやが元気よく絵から飛び出して、絵描きさんの描いた作品たちの中を、つぎつぎと旅して・・・という物語ではないでしょうか。
ぼうやがやってくると、魔法のように、絵の中の世界に不思議なことがおきて・・・。
パレチェクさんの絵本によく登場する、桃色のポピーのような花も、真ん丸黄色の太陽も、色とりどりのしましまのの三角ぼうしをかぶった桃色の三日月さんも、鳥かごにはいった目覚まし時計も、みんな登場する贅沢さです。
邦訳、ぜひとも切望!

 

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