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大きさなど※は、私物を参考にはかったものです。ページ数表記のないものが多く、本文イラストのページを主として数えていますが、数え方によっては誤差もありますことをご了承ください。測り方による多少の誤差もご了承ください。 アマゾン洋書※は、2006年2月時点の検索結果に基づいています。古いものは詳細不明であるものも多く、また再版や、ペーパーバック版は、初版の版元と異なる場合も多いようです。 |
基本的にドイツ語、英語の洋書を、個人的に入手できたものに限り一覧表にしていますので、本国チェコの本など、すべてを網羅しているわけではありません。 また、チェコ語のフォントにつきましては、正しいフォント表記ではありません。ご了承ください。 引き続き探求中ですので、間違い指摘、訂正、追加、新情報などなどいただけましたらとても嬉しいです。 |
□1972年『"Da ist eine wunderschöene Wiese,"sagt Herr Timtim』***未邦訳「美しき草原」 |
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□原書を見て □表紙
こんな雰囲気でしょうか???。 本文はカラーイラストとモノクロが交互に編まれた形式。私物はペーパーバック版、わら半紙のような紙質が年代を経て、印刷の色合いがしっとりと沈み、独特の美しさをにじませているようです。
こんな雰囲気???。 Timtim氏の姿は消えて台詞だけが残っているのですが、その台詞に新たに緑色でandere(英語ではanother)、の一語が、Da ist eine の後に加わっています。そして、画面半分から下は、濃くたれこめた紫色の舗装道路・・・の上で、チョークで大きなちょうちょうの落書きを描いている、少年の後姿が・・・。
□英語版『The Wonderful Meadow』Dobson Books を読んで(眺めて) ドイツ語版原書とは、表紙が異なり、本文最初のイラストを用いています。 ◇アマゾンイギリスで注文して2ヶ月近く待って届いた待望の英語版、『The Wonderful Meadow』。(Dobson Books 1980年出版)を読みました。 くりかえしのリズムよくきびきびとしたテキストで、すばらしい緑豊かな広い草原の、街から憩いに来た人々とのかかわりを描いた、楽しい、そしてピリッとスパイスの効いた奥の深い物語、のようです。 パレチェクさんの描く独特の文様の美しい草原は、見るものの目に喜びと元気を与えてくれるようです。 この美しい草原が、ページを繰るごとにどんどん移り変わってゆくさまを、パレチェクさんならではの濃密な筆で明るくからりと描きながら、物語のシニカルな面を逆に浮き彫りにしています。
□物語 すばらしい草原。 Timtim氏(英語版ではSmith氏)は言いました。 灰色の汚れた空の下の街からきた人々も、緑豊かで広々とした草原を、ひと目見てすっかり気に入りました。 ここには花と蝶とみつばちばかりで何もないけれど、車もない、工場の煙もないのです。 何もないけれど、広さはあるので、多少の人々がやってきても大丈夫。 でも、たくさんの人々がおしかけてきたら・・・自分の場所をめぐって小競り合いが起きたら、どうしましょう。 そこで人々は草原に塀を建てました。 そこで人々は草原に道路を作りました。 人々の憂いがどんどんエスカレートするごとに、草原もどんどん様変わりしていきます。 |
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■参考;Winfried Opgenoorth 画、『Da ist eine wunderschoene Wiese.』について
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■参考;Winfried Opgenoorth 画、『Da ist eine wunderschoene Wiese.』について 後にこのドイツ語版『Da ist eine wunderschoene Wiese.』は、イラストをWinfried Opgenoorth さん(ウィンフリート・オプゲノールト、『◇あるきだしたゆきだるま』(偕成社、のイラストの方)のもので再版された模様です。 ◇アマゾンドイツに画像がありました。何度か再販されているようです。 |
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