***ヨゼフ・パレチェクさんの作品一覧表の見方***最初にクリックしてご覧ください。 |
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大きさなど※は、私物を参考にはかったものです。ページ数表記のないものが多く、本文イラストのページを主として数えていますが、数え方によっては誤差もありますことをご了承ください。測り方による多少の誤差もご了承ください。 アマゾン洋書※は、2006年2月時点の検索結果に基づいています。古いものは詳細不明であるものも多く、また再版や、ペーパーバック版は、初版の版元と異なる場合も多いようです。 |
基本的にドイツ語、英語の洋書を、個人的に入手できたものに限り一覧表にしていますので、本国チェコの本など、すべてを網羅しているわけではありません。 また、チェコ語のフォントにつきましては、正しいフォント表記ではありません。ご了承ください。 引き続き探求中ですので、間違い指摘、訂正、追加、新情報などなどいただけましたらとても嬉しいです。 |
■1971年『Das haessliche Entlein.』***邦訳『みにくいあひるの子』 |
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■邦訳を読んで ■イラストについて このイラストは、 夕暮れの燃え尽きる前の一瞬を描きとめたような、ヨゼフ・パレチェクさんのほとばしるような情熱豊かな、美しい大型絵本。 なお、この赤紫色の美しい表紙は、後の1990年のアンデルセン原作作品『Die Nachtigall◆』の表紙の雰囲気にも、どこか通じるものがあるような気がします。奇しくも、両者ともに「とり」にまつわるアンデルセンの物語でもあります。1971年の『Das haessliche Entlein.』から、1990年の『Die Nachtigall』へと・・・20年近くの流れる年月が美しく結晶化したような、とても壮大なロマンを個人的に感じてしまいました。 ■物語について 原書『Das haessliche Entlein.』のアンデルセンのテキストは一部省略されているそうですが、偕成社版では、 作品の世界をあますところなく伝えるために、原作を完訳しています とあります。 つまり、パレチェクさんの情緒豊かなテキストと、アンデルセンの「みにくいあひるの子」の完璧なテキストが、存分に楽しめる豪華な絵本、ということ! 偕成社さま、ありがとうございます! 「みにくいあひるの子」のお話はとても有名ですが、「みにくいあひるの子」がそのみにくさゆえに、あひるの母親にさえうとまれるようになり、逃げるように親子のもとを出て行ったところから、辛い一冬を一人ぼっちで耐え忍ぶところまでの細かな場面を、すべて覚えていらっしゃる方は、意外と少ないのでは、と、思います。 このお話は、作者のアンデルセンの自伝的作品、と、いわれているそうですが、だからこんなに自虐的に「みにくいあひるの子」をいじめているのかもしれません。 |
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