■二ール・レイトンさんの絵本
イギリスのイラストレーター。聖マーチン中央芸術デザイン大学において、イラストレーションの才能を認められて博士号を取得。作品多数。
(『Poo この謎に満ちたすばらしいもの』フレーベル館 表紙カバーうら見返し 著者紹介より)
『宇宙人のしゃしん』*『Poo この謎に満ちたすばらしいもの』*ウンチ関連絵本『うんぽっとん』

 

『宇宙人のしゃしん』評論社

 『宇宙人

しゃしん』
二ール・レイトンさく 
まつかわまゆみやく 
評論社
1999年

「ねえねえママ、あれがニンゲン?」
生きているほんもののニンゲンがみたいぼくたち。はるばる宇宙から、どうぶつえんというところにやってきたんだ。パパがカメラを貸してくれたよ。なになに、ママのガイドブック「うちゅうのいきものたち ちきゅうへん」にはね、あれはトラだと書いてある。ニンゲンにはしっぽがないんだって。
「じゃあ、あれはどう?あれがニンゲン?」

さあ、ぼくたちがばっちり写真におさめた、これぞニンゲンを、きみも見てみる?

愉快痛快大笑い、豪快おとぼけニンマリ絵本。

オンライン書店ビーケーワン:宇宙人のしゃしん 

これは!
やきもきの(?)結末に、3姉妹が大笑いした絵本。

宇宙のかなたから、なかよし家族が、どうぶつえんというところにやってきた。ママが言うには、地球の動物はみんなそこにいるんだって。生きているニンゲンを見たかったんだ。パパがカメラを貸してくれたよ。

「ねえねえ、ママ、あれがニンゲン?」
見るものすべて珍しく、わくわくと次々に聞いてみるのだけれど、ママとパパの本には違う動物と書いてある。ニンゲンにははねもしっぽも水かきもないし、はねたりもしないんだって。じゃあ・・・あれがニンゲンかな?

いったいどれがニンゲンなのと、じれったいページに3姉妹は夢中。ひったくるようにめくって、自慢げな証拠写真に大笑い。
うーん、その推理、なかなかいい線いってるんだけどねー、宇宙人くん!それとも、そのほうが宇宙の平和のためかしら???
ページの向こうのえせニンゲン(?)も、にかっとおすまし、いい笑顔。
お茶の子さいさい、すいすい描きました、という感じの奔放な絵が、無邪気で愛嬌たっぷり、ユーモアたっぷりのニンマリ絵本。

原書は『The Photo』Bloomsbury Publishing Plc,London 1988 とあります。
アマゾン洋書ではこちらなど↓

『The
Photo
(ハードカバー)』
Bloomsbury
 (1998/7/23)

『Smile
If
You're
Human
(ハードカバー)』
Dial Books
for Young Readers
(1999/03)

タイトルの異なる一冊。

二ール・レイトンさんの作品をアマゾン洋書で検索すると、多数ヒットしました。どれもお茶目で魅力的なものばかり。
人気画家なのですね!

『Three Cheers for
Ostrich!
(ハードカバー)』
Levinson Books Ltd
(2001/09)

『Howler
(ハードカバー)』
Bloomsbury
USA
(2004/05)

『Go Wild With
Patterns
(Go Wild)
(ボードブック)』
Chrysalis; Board版
(2004/05)
12p

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『Poo うんち この謎に満ちたすばらしきもの』フレーベル館

 『Poo うんち 
この謎に満ちたすばらしきもの』

ニコラ・デイビス文
二ール・レイトン絵
唐沢則幸訳
今泉忠明監修
フレーベル館
2004年

たっぷり57ページにわたって、事例豊富に熱く物語られた「大きな」お話は、華麗なるおとぼけ図解とふりがなつき、索引つきで、大人も子どもも楽しめます。

うんち・・・この物言わぬ宝物は、メッセージ、情報、食料、燃料、もしかすると究極のリサイクル!

これは!
糞の正体、種類、形、色、におい、意味、秘密、目的、利用、研究、こぼれ話、なるほど話・・・これぞ究極のウンチのウンチク絵本。読めばきっと大きなウンがつく。

表紙のさわやかな水色を、めくった見返しは微妙な土色、ウンチ色。
絵はとぼけてユーモラスですが、文もユーモラスに大真面目。親しみやすくてわかりやすい表現で、楽しく明るく、丁寧にひたむきに、ウンチのすべてを教えてくれます。知っていることも知らなかったことも、びっくりすることも、どっきりすることも、感心することも、感嘆することも、感謝することも、尊敬することも、脱帽することも、さまざまなウンチクに、目からウロコがぽろぽろおちるかも。

アクの強い絵ですが、ニクめない無邪気な絵ですので、あまりどろどろべたべたせず、カラリとウンチが楽しめるかも。?

原書は『Poo A Natural History of the Unmentionable』Walker Books Ltd  2004年 とあります。
アマゾン洋書ではこちらなど↓

『Poo
(ハードカバー)』 
Walker Books Ltd
(2004/8/2)
64p

『Poop:
A Natural History
of the Unmentionable
(Bccb Blue Ribbon
Nonfiction Book Award
(Awards))
(ハードカバー) 』 
Candlewick Pr
(2004/07)
61p

微妙にタイトルの異なるもう一冊。
英語版。

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ウンチ好きの小さい子にはこちらの絵本も。↓

 

 『うんぽっとん』金の星社


アマゾンの商品説明には、
著者からの言葉が。

 

オンライン書店ビーケーワン:うんぽっとん

 『うんぽっとん
みうらし〜まる作・絵 
金の星社 
2003年

ころん ころころ
ふんころり
ふんころがし ころころ
ふんころり〜

なにをころころやってるの?
ぼく、ふんころがし。
みんなのふんをころがすの。
ふーん・・・。

ふんふんふんと、働き者のふんころがしの楽しい様子に、動物たちも思わず気持ちよくお手伝い。太っ腹からおみやげぽっとん、
それじゃあわしのももってきな!

ふんころがしは、自然の掃除やさん、とっても大事な仕事をしている。
大人は顔をしかめがちだけれど、子どもはみんなだーいすき。大切なうんちのお話。きっちり最後まで見届けよう!
大胆で自由なタッチ、鮮やかな色、リズミカルで楽しい言葉、うんちの元気、いただきまーす。
大喜びする子どもたちと一緒に、ふんふんふんと鼻歌まじりで楽しくどうぞ。

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