| ■むらいきくこさんの絵本 |
1964年、愛知県生まれ。出産後、手づくり絵本を作りはじめる。2003年、NPO法人キッズエクスプレス21創作童話・絵本コンテストにて『じゃんけん』が文部科学大臣奨励賞を受賞。 (『じゃんけん』岩崎書店 著者紹介 より) |
| 『じゃんけん』 |
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『じゃんけん』 むらいきくこ作・絵 岩崎書店 2004年
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三人兄妹の中でじゃんけんの弱い真ん中のぼくが、大好きないちごのケーキのために一発奮起、勝つために全力投球で頑張る過程を描いた、愉快な絵本。 ノリノリで元気はつらつ、握りこぶしも高々と、とびはねたくなっちゃいます。
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ぼくはじゃんけんがよわい。 でも、おかあさんはいつだってじゃんけんできめるんだ。 でもっ、きょうはいつものぼくとはちがう! めのまえにあるのは・・・
ぼくのだいすきな いちごのケーキ!!
これだけはおにいちゃんやいもうとに ぜったいとられるわけにはいかない。
・・・
めがねのおにいちゃん、張り切るぼく、無邪気な妹。 最後に一つ残ったいちごケーキをかけて、真剣じゃんけん勝負を制覇するのはいったい誰? じゃんけんをめぐるかけひきを、明るく楽しくはずむように描いた絵本。まあるい形も、とろんとした色も、なんとなくお菓子チックな甘い雰囲気で、愛らしさいっぱい。兄妹の表情もしぐさも、どこかで見たことあるようなないような親しみやすさがいっぱいです。 背景なしの明るい色のページに、大胆にのびのびと配置された三人やケーキたちの動きが、ぼくの中のじゃんけんまでの短くて長い一瞬の逡巡を想像させて、はらはらどきどき、臨場感もたっぷり。
さて甘いケーキのじゃんけんは、甘いのか辛いのか、無心が勝つのか、策略がものをいうのか、執念が岩をも砕くのか・・・絵本に与えられた結末は、お茶目で勢いのあるテキストの文章にふさわしく、なかなかいさましくて、ほほえましくて、元気いっぱいでした。 じゃんけんがわかってきた年頃の元気な子どもたちに、お母さんがノリノリで読み聞かせすると、大喜びしそうな絵本。
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