『ミルトン』朔北社
***『ミルトン』*『ミルトンのクリスマス』*『ミルトンとカラス』*『ミルトンびょういんへ』

少し前に出た、ミルトンという名のやんちゃな白黒ネコのお話を少し。

『ミルトン』
ハイデ・アルダランさく
おおさわあきらやく
朔北社
2001年

ミルトンは白と黒の立派なおすねこ。自分がいちばん!と思い込んでいる憎めないやんちゃねこです。

ミルトンカラーのモノトーンで隙なくかっこよく決めた絵本・・・というよりは、そこにあったペンをささっと走らせた、落書きというか下書き、という感じの奔放さなのですが、どうして、お洒落!
素朴なようで洗練された不思議な味わいがあって、ちょっぴり背伸びしたやんちゃな男の子みたいな、ふてぶてしいのにスマートな、憎めないミルトンにぴったりです。
こんなねこちゃん、いるいる!

たて14p×よこ18.5pの、小さな横長の絵本です。表紙の地は鮮やかな黄色ですが、中身は白黒。

原書は『Moi Milton』La Joie de lire,S.A. 1997と、あります。
作者のハイデ・アルダランさんはスイス在住、だそうです。
「ローザンヌ美術学校を卒業後、国際的なグラフィックデザイナー、ワーナー・ジェッカーのもとで働く」
と、絵本の作者紹介にあります。現在は絵本製作やイラストレーターとしてご活躍中だそう。

アマゾン洋書で検索してみたら、再版と思われますが、英語版を発見しました。

『Milton』
Chronicle Books

オンライン書店ビーケーワン:ミルトンミルトンは、どこもかしこも、しろとくろのねこなのです。りっぱなかしこいおすのねこ。

ねこは往々にして気まぐれで誇り高い生き物のようですが、このミルトンも、堂々たる小さな王サマねこです。
りっぱなひげに、りっぱなつめ、好きなところを見てまわり、ねらったねずみは・・・あら、あれれ?

ミルトンカラーのモノトーンでばっちりきめ・・・るべく、現在下書き思案中、というか、もしかしてまさかミルトン自身が描いた?というような、素朴で愛嬌たっぷりのイラストです。なのにすっきり洒落ていて、洗練されていて、不思議。
シンプルで、シニカルで、文字数の少ないかわいい絵本なのですが、どちらかといえば、小さな子どもよりも、少し大きな子が読んだらくすりと面白いかも。チクリとクスリにもなるような、軽いのに、実は奥深い、小さいのに、実はふところのでっかい、なんとも魅力的な不思議な絵本。

しかも、『ミルトン』の魅力の大切な一つは、この絵本がシリーズであることです。
愉快なお茶目なミルトンのおとぼけ大活躍ぶりを、目にもカラフルで(表紙だけですが。中身は同じくモノトーンです)愛らしい続編で堪能しちゃいましょう。まるでミルトンを飼っている気分?

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『ミルトンのクリスマス』朔北社

『ミルトン

クリスマス』
ハイデ・アルダランさく
おおさわあきらやく
朔北社
2001年

原書は『Le Noel de Milton』1999
窓の外の大雪を見るとはなしに眺めていたミルトンは、部屋の中に素敵なえものを発見します。
それは・・・クリスマス・ツリーの飾りの、小鳥のオーナメント。
ミルトンはさっそく飛びかかって・・・。
いたずらミルトンの無邪気な大活躍が、ねこちゃん好きや、小さい子どものいる家庭では、なんとも身につまされるあちゃちゃなお話かも(笑)。でも、かわいくて憎めないのです。

英語版がこちらのよう。表紙が異なりますが、本文中にあるイラストを抜粋したもののよう(赤い彩色を施しているみたいです)



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『ミルトンとカラス』朔北社

『ミルトン

カラス』
ハイデ・アルダランさく
おおさわあきらやく
朔北社
2002年

原書は『Milton et le corbeau』1998
ミルトンはカラスが大好き。
だってまっくろで、そっくりだもんね?
さあさ、かあさんカラスも今は留守。あさからこっそり、屋根の上のカラスの巣におでましです・・・

ミルトンとカラスの攻防が、ユーモアたっぷりにさらりと描かれていて、くすくすくす。

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『ミルトンびょういんへ』朔北社

『ミルトン
びょういんへ』
ハイデ・アルダランさく
おおさわあきらやく
朔北社
2002年

原書は、『Milton chez le veterinaire』1998
ある日ミルトンはつかまえられてかごに入れられます。うわー、この景色、どこへ行くのか知ってるぞ。
ミルトンは病院が大嫌い。思わずぎゃーぎゃーわめきます。
ねこちゃんのみならず、小さな子どものいるおうちなどでも、思い当たるフシがあちこち、共感を呼ぶのでは。

英語版がこちらのよう。

ミルトンシリーズは、海外でも人気のようで、絵本以外にこんなものも。



レターセットのようです。



これはアドレス帳のよう。

よろしければ、図書館などでお読みになってくださいね。

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