Wo der
Regenbogen endet

(タートルバック)』
Dausien Werner
(1989/04)

「にじのおわりに」
未邦訳
Jaroslav. Serych
Jan Kudlacek

『Wo
der Regenbogen
endet 』

ドイツ語版


『At
the End
of the Rainbow』

Legends OF the Sun, the Moon and the Stars
英語版
First published 1984 by
ORBIS PUBLISHING LONDON

(C)ARTIA VERLAG, PRAHA 1977
Printed in Czechoslovakia
208p

 

「虹のおわりに」
太陽、月、星に関する民話・伝説を世界中から集めた読み物集。だと思われます。
208p。フィンランド、シベリア、北アメリカインディアン、アフリカ、古代ギリシャ、オーストリア、インドネシア、フランス、ロシア、中国(七夕のお話かしら?)・・・と、さまざまな地域のお話が、太陽、月、星などの6つのテーマにわかれて、32編おさめられています。
1ページ全部を使ってのカラーイラスト(裏は余白)が、15p(14場面、見開き2ページ使用のイラストが一場面ありました)、白黒のカットが、適宜さしはさまれています。

ドイツ語版は、表紙カバーのついた、布張りの本だと思われます。表紙カバーを外すと、シンプルな無地の布張りの表紙に、人物の顔をモチーフとしたイラストの型押しがなされていると思われます。

私物は英語版で、本の表紙は布張りではありません。表紙カバーの有無は不明ですが、上記アマゾンの画像の表紙イラストと同じものが、本体表紙にも用いられています。その表紙イラストにコーティングがされている、いわゆる普通のハードカバー絵本と同じ仕様です。人物の顔をモチーフとしたイラストは、見返しに一色刷りで印刷されています。

太陽、月、星の伝説にふさわしく、この本のカラーイラストに用いられている色は、黄色、ピンク色、オレンジ色、水色・・・と、明るく、華やかで、内側からの輝きを放っているように感じました。
小さな粒子の重なり、小さな星型の重なりの、きらきらとさざめく空間のコラージュのような、幻想的な世界が広がっています。

Wo der Regenbogen endet

↑クリックするとアマゾンの情報がごらんいただけます。。。

ドイツ語版『Das Wasser des Lebens.の表紙カバー裏見返しには、一連の「MARCHEN DER WELT」シリーズとして、「にじのおわりに」ドイツ語版『Wo der Regenbogen endet.』が、タイトル一覧に記されています。

私物の「にじのおわりに」英語版『At the End of the Rainbow』の中古本には、表紙カバーがついていなかったので(もともとの有無は不明)、他のシリーズのタイトルなどの情報は不明です。
他にも英語版で出版されていたタイトルがあると思われますが、詳しくは不明です・・・。

かつて佑学社からシリーズで出ていた、チェコのアルティア社制作の「世界の民話シリーズ」(全30巻、・・・何巻まで実際に発行されたのか不明)は、この同じ流れをくむシリーズではないかと思われます。
もしも佑学社があのまま邦訳を出版し続けていたなら、いずれはこの本も・・・だったのかもしれません・・・?

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