『ペトルーシュカ』
原作 ロシア民話
ヤン・クドゥラーチェク絵
高橋ひろゆき 文
佑学社
名作バレー物語シリーズ
1978年
64p
品切れ
製作 アルティア社(チェコスロバキア)

PETROUCHKA
Story by Olga Hejna
Illustrations by Jan Kudlacek
(c)1970 by Artia, Praha, Czechoslovakia
Illustrations (c) 1970 by Jan Kudlacek

ペトルーシュカは、ぼろきれでできた人形でした。はじめ小さな男の子に大切にされていたのですが、家をのっとられ、雪の夜にセント・ペテルブルグを目指すうち、運命に翻弄され、次々に人々の手にわたります。
最後には、人形つかいに捕らえられ、セント・ペテルブルグのカーニバル会場で、道化役として舞台に立たされることになりました。そこでペトルーシュカは、うっとりするほど美しいバレリーナ人形のホリュビシュカと出会うのですが・・・。

情熱的なペトルーシュカの物語に、目の覚めるように美しい挿絵が添えられた華やかな本。幾千の閃光がはじけるような背景に、コラージュのような人物たちのデザインの重なりが大胆で、繊細で、幻想的な世界の広がりや、浮遊しているような陶酔感を感じます。
イラスト、カットともに全カラーで、1ページ全部を使ったカラーイラスト(10p)や、見開きにわたるカラーイラスト(3場面)もさしはさまれ、見どころ満載。

塔とペトルーシュカの美しい表紙カバーを外すと、白色の布張りの表紙に、金色で、「B」の飾り文字。
「B」の縦棒の部分が、バレーの踊り子の立ち姿のデザインになっている美しい文字の型押しです。
かっちりとした丁寧なつくりにあこがれます。


Petruschka.
( Ballett)
(ハードカバー)』
Olga Hejna (著),
Jan Kudlacek (イラスト)
Suedwest Verlag
(1974/07)
62p
ドイツ語版

英語版は、『Petrushka』と、つづりがわずかに異なっています(さらに、邦訳『ペトルーシュカ』にあるタイトル表記もわずかに異なっています)。アマゾン洋書では、おそらくこちらだと思われます。↓

Petrushka
(Curtain-raiser Books)
(ペーパーバック)』
Everyman Ltd
(1972/2/17)
64p

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