『おんなのことあめ』

おんなのことあめ
ミレナ・ルケショバー作
ヤン・クドゥラーチェク絵
竹田裕子訳
ほるぷ出版
1977年
品切れ
原書『HOLCICKA A DEST』Albatros,Praha,1974

おんなのこがだあれもいないみちをあるいていると、
ぽつん!
あめにであいました。
うちにいらっしゃい、と、おんなのこは言ったのに、
ぱたん!
家の扉が閉まって、ちっちゃなあめはおいてきぼり。
かなしくなって、おおきなおめめからしとしとなみだをこぼしながら、あめはおんなのこを探し始めました・・・。

ヤン・クドゥラーチェクさんの描くこぼれそうに大きなお目目のちっちゃな雨。そのしずくの一粒一粒の繊細な色の重なりとリズムが、プリズムのように、幻想的な世界を垣間見せてくれるようです。

しっとりと静かに、しとしとと情熱的に、こんなにはかなく、こんなに清らかで、こんなにまっすぐで、こんなに幸せな雨を他に知りません。
美しい雨と女の子の愛らしいピュアな物語に、心がさらさらとうるおされ、いつしか光のシャワーで満たされていくような、すがすがしくそしてどこか切ないとっておきの絵本。

心の空がもしも曇ったら、こんな雨を降らせてみたい。

雨が降ると身近な自然がどうなるのかも、そっと細やかに描かれているので、現実の雨さえ楽しくなるかも。



『おんなのことあめ』

ドイツ語版は、
Katrinchen und der Regen.
VERLAG WERNER ・DAUSIEN HANAU/M 1978

このほかに、訳文(テキスト)とタイトルの異なる
Das Madchen und der Regen
Altberliner Verlag,Berlin 1984という絵本もあったようです。
英語版は、『The little girl and the rain
Holt, Rinehart and Winston,1978


Katrinchen und der Regen
(ペーパーバック)』
Dausien Werner
(1999/02)
ドイツ語版

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