『Das Wasser des Lebens. Jubilaeumsausgabe. Maerchen und Sagen vom Wasser (ハードカバー)』 Dausien Werner (1998/08)
|
『Das Wasser des Lebens. 』 Maerchen und Sagen vom Wasser Jaroslav. Kotouc Jan Kudlacek ARTIA VERLAG, PRAHA 1981 VERLAG WERNER DAUSIEN ・HANAU/M. 207p
|
水に関する民話・伝説を世界中から集めた読み物集。だと思われます。 207p。ドイツをはじめ、ロシア、イタリア、アフリカなどなどの各地のお話が、全部で25話おさめられています。文章量は多めで、読み応えがありそうです(残念ながら、読めませんが・・・) 1ページ全部を使ってのカラーイラスト(裏は余白)が、16p(16場面)、白黒のカットが、適宜さしはさまれています。
表紙カバーを外すと、落ち着いた水色の布張りで、ヤン・クドゥラーチェクさんのイラストのモチーフの金色の型押しがあります。
上記のアマゾンの情報で、表紙カバー画像がごらんいただけますが、上記の美しい画像も、本文中のイラストとして用いられています。 裏表紙カバーのおひめさまとカッパ男(?)のよりそう繊細なイラストも、これまた目が覚めるくらい美しく、あでやか。このイラストも、本文中のイラストとして用いられています。 見返しには、神秘的なおひめさまがこちらを見つめているイラストが描かれていて、そのつややかな、深い深い瞳の色に魅了されます。 物語のはじまるページの前に添えられているカラーページの、花のドレスの愛らしいおひめさまのイラストは、『Das schimmernde, flimmernde Licht.』▲にも登場していたと思われます。
|
↑クリックするとアマゾンの情報がごらんいただけます。。。
ヤン・クドゥラーチェクさんの描く藻色の沼の世界の魅力が、ここでも存分に味わえる、贅沢な本。特に輝くような美しさの清楚なおひめさまや、つやっぽい美しさのあねさまのイラストは、宝物級だと思いました・・・。
表紙カバー裏見返しには、このシリーズ「MARCHEN DER WELT」の他のタイトル一覧が記されています(34タイトル≫)。トルンカイラストのアンデルセン童話のほかにも、グリム童話、アフリカの民話、アラビアの民話、イギリスの民話、ヨーロッパの民話、フランスの民話・・・さらに、日本の民話のタイトルもあります。 ヤン・クドゥラーチェクさんイラストの『Wo der Regenbogen endet.』▲もこの一覧に記載があります。 かつて佑学社からシリーズで出ていた、チェコのアルティア社制作の「世界の民話シリーズ」▲(全30(50)巻、・・・何巻まで実際に発行されたのか不明)は、この同じ流れをくむシリーズではないかと思われます。 もしも佑学社があのまま邦訳を出版し続けていたなら、いずれはこの本も・・・だったのかもしれません・・・?
|