トミーちゃんシリーズ1 『おしたく できたよ』 さく/グニラ=ボルデ やく/たかむらきみこ 偕成社 1976年 品切れ |
トミーは、まずぼうしをかぶりました。 つぎはせーたー。「でも、どうしてこんなにきついのかな。」 「なーんだ、ぼうしがじゃまだったんだ。」 ・・・
トミーちゃんが、寒い雪の日にお外に遊びに行こうとして、防寒服に身を固めるべく、孤軍奮闘するかわいいお話。 セーター、タイツ、ズボン、マフラー、てぶくろ、ぼうし、ジャンバー、ながぐつ、・・・を、たったひとりでよいしょ、こらしょ、見事に着用できるかな? 多少ずれてても、多少ボタン掛け違えても、平気へいき!
自分で考え、あれこれ試して、手順を見直したり、よりよい方法を発見したりしながら、とにかく自分ひとりで最後までやりとおすことが大事なんだよね。 子どもの視点、気持ちによりそいながら、温かなまなざしで子どもの力をはぐくむ絵本。
原書コピーライト1969年、トッテちゃんシリーズ第一作。最初のトッテちゃんの服装は、白いTシャツに白い半ズボン。後の巻では、赤いしましまのTシャツに青い半ズボンになっています。 この作品の原書について、『スウェーデンから来たトッテ』▲(勁草書房)に詳しく紹介があって、とてもためになりました。
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