■グニラ・ヴォルデさんの絵本*エミーちゃんシリーズ(偕成社、品切れ)
原書表記不明。出版社はalmqvist&Wiksell Forlag AB, Stockholm. 
原書は1974〜1976年にかけて出版されたもよう。
邦訳の出版は1977年、Printed & bound in England.とあります。当時、版権所有のイギリスの出版社との共同出版だったようです。
(『スウェーデンから来たトッテ』参照)
17*17cm、24P。手のひらサイズの可愛い絵本。輪郭線の明快でシンプルな線画に、クレヨンか、パステルで塗られ、ところどころ水彩で仕上げを施したような、素朴で温かみのある感じのイラスト。
茶色い髪のエミーちゃんの服装は、首のところにひとつ小さなボタンのついた、黄緑色の長袖Tシャツに、赤い長ズボン。
今では品切れの、貴重な絵本たちです。原書シリーズの一部が、『エマとピーター』オンライン書店ビーケーワン:エマとピーター、『エマのしごと』

オンライン書店ビーケーワン:エマのしごと、『にこにこエマ』オンライン書店ビーケーワン:にこにこエマとして、童話館より出版となっています。

『いいかお わるいかお』*『おとうとはだいすきよ』*『はいしゃさんへ』*『はしかになりたがったエミー』*『おそうじできるよ』*『ピーターとエミーはちがうよ』*『ほいくえんなんていきたくない』*『たのしいほいくえん』
≫別頁(エマちゃんシリーズ*童話館出版)『エマのしごと』*『エマとピーター』*『にこにこエマ』*『スウェーデンから来たトッテ』
≫別頁(トーマスシリーズ*童話館出版)『トーマスぼうや』
≫別頁(トミーちゃんシリーズ*偕成社*品切れ)『おしたくできたよ』*『おふろにはいる』*『おうちをつくろう』*『くまくんどこ?』*『おいしゃさんへ』*『ぼくたちおばあちゃん』*『けーきをつくる』*『ぼくちいさくないよ』*『ねこちゃんあそぼうよ』*『マリーちゃんとぼく』
≫別頁(「くまくんえほん」シリーズ*偕成社*品切れ)『たべたの だあれ?』

 

『いいかお わるいかお(エミーちゃんシリーズ1)』偕成社 品切れ

≫ビーケーワンで詳細を見る

『いいかお わるいかお
(エミーちゃんシリーズ1)』
グニラ・ボルデさく
たかむらきみこやく
偕成社
1977年
品切れ

にこにこいいかおのエミーちゃん。
めそめそなきがおのエミーちゃん。
ちゃんとずぼんをはいたエミーちゃん。
あたまにかぶったらおかしいね。
・・・

幼児の心をまっすぐとらえる、可愛いおともだち、エミーちゃん。ちょっぴりふざけたり、うまくいかないといやになったり、夢中で遊んだり、みんなと同じことしてるかな?
あたたかなまなざしで、何気ない日々の子どもらしいしぐさを描いた、子どもの分身のような絵本。

原書コピーライト1974年。
2007年、童話館出版より出版となった、『にこにこエマ』オンライン書店ビーケーワン:にこにこエマと、おなじ原書だと思われます。

▲上へ

 

『おとうとはだいすきよ(エミーちゃんシリーズ2)』偕成社 品切れ

ビーケーワンで詳細を見る 

『おとうとはだいすきよ
(エミーちゃんシリーズ2)』
グニラ・ボルデさく
たかむらきみこやく
偕成社
1977年
品切れ

おとうとはエミーよりずっとおちびさん。
ちいさいて、ぼたんみたいにかわいいめ、かわいいみみ。
おとうとはいつもおかあさんといっしょ。
「わたしもぼうやみたいにあかちゃんになりたいなあ。」
・・・

小さい弟に対する小さい姉の、さまざまに揺れる胸のうちを描いた、愛らしい絵本。
姉の優しさ、やきもち、自尊心などなど、ちいさなおねえちゃんの目で見た兄弟姉妹の関係が、ほのぼのと共感をよびます。

図書館の貴重な蔵書の状態がよくないのか、原書表記ページが不明。

▲上へ

 

『はいしゃさんへ(エミーちゃんシリーズ3)』偕成社 品切れ

 ビーケーワンで詳細を見る

『はいしゃさんへ
(エミーちゃんシリーズ3)』
グニラ・ボルデさく
たかむらきみこやく
偕成社
1977年
品切れ

はがいたくなったエミーは、おとうさんとはいしゃさんにいきました。
「このむしばはいまのうちになおしておかなきゃ。」はいしゃさんは、はのわるいところがよくみえるように、くうきをしゅーっとふきつけて、まわりのつばをふきとばしました。
・・・

歯医者が怖い子も大丈夫。歯医者さんはどんなところか、どんな道具や機会があるのか、どうして痛い歯を治さなければならないのか、どうやって治すのか、子どもたちの知りたいことが、イラストとテキストで丁寧に描かれています。
幼児の心を促す絵本。

原書コピーライト1975年。

▲上へ

 

『はしかになりたがったエミー(エミーちゃんシリーズ4)』偕成社 品切れ

ビーケーワンで詳細を見る 

『はしかになりたがった
エミー
(エミーちゃんシリーズ4)』
グニラ・ボルデさく
たかむらきみこやく
偕成社
1977年
品切れ

おとうとがはしかになりました。
からだじゅうあかいぶつぶつだらけ。
家中おおあわて、おおわらわ。
おかあさんもおとうさんも、お医者さんも、エミーのことなどかまっているひまはありません。
そこでエミーは、自分の顔に絵の具で赤いぶつぶつを書きますが・・・。

おとうとはだいすきよの赤ちゃんの弟が、少し大きくなって、一歳前後ぐらいかしら。
エミーちゃんも少し大きくなったと思われますが、まだまだ弟がうらやましいお年頃。
小さな子のための絵本とはいえ、さりげなく描かれているおとうさんとおかあさんの会話も、接し方も、ちゃんと真正面から小さい子に向き合っていますよね。

原書コピーライト1975年。

▲上へ

 

『おそうじできるよ(エミーちゃんシリーズ5)』偕成社 品切れ

ビーケーワンで詳細を見る 

『おそうじできるよ
(エミーちゃんシリーズ5)』
グニラ・ボルデさく
たかむらきみこやく
偕成社
1977年
品切れ

図書館に蔵書なし。未読。
そうじきのしくみについても子どもの絵本なりにくわしく描かれていて、ぜひとも邦訳を読んでみたい一冊。

▲上へ

 

『ピーターとエミーはちがうよ(エミーちゃんシリーズ6)』偕成社 品切れ

ビーケーワンで詳細を見る

『ピーターとエミーは
ちがうよ
(エミーちゃんシリーズ6)』
グニラ・ボルデさく
たかむらきみこやく
偕成社
1977年
品切れ

わたしはエミー。
わたしもエミー。でも、すこしちがうでしょ。ほら、りぼんをつけたからよ。
ぼくはピーター。
エミーとピーターはおないどし。
エミーはおんなのこ、ピーターはおとこのこ。
・・・

エミーやピーターの小さい子の視点で、自分と他人、身の回りの社会をみつめていく絵本。
結末のテキストが、2006年童話館出版の『エマとピーター』オンライン書店ビーケーワン:エマとピーターと少し異なる雰囲気も感じられました。

原書コピーライト1975年。

▲上へ

 

『ほいくえんなんていきたくない(エミーちゃんシリーズ7)』偕成社 品切れ

ビーケーワンで詳細を見る

 

『ほいくえんなんて
いきたくない
(エミーちゃんシリーズ7)』
グニラ・ボルデさく
たかむらきみこやく
偕成社
1977年
品切れ

エミーはほいくえんにはいることになりました。
「ほいくえんなんていきたくないなあ。」
だって、しらないこたちがじろじろみるんですもの。
・・・

保育園って、どんなところかな。期待と不安、とまどいとはずかしさで、エミーちゃんはだまりこくってしまいます。
でもね、エミーちゃんの名前がわりの目印マークは、「にんじん」マークなんだって。

小さな弟と一緒に、初めて保育園にいくことになったエミーちゃんの、ゆれる心の軌跡を丁寧に描いた絵本。
エミーちゃんの心のほぐれていく様子や、おともだちとの交流が、ほほえましく描かれています。
これから入園する子のバイブルになりそう。
原書コピーライト1976年。
たくさんのお友だちでにぎやかな絵も、すっかりこなれて、完成度の高い作品の一つですよね。

▲上へ

 

『たのしいほいくえん(エミーちゃんシリーズ8)』偕成社 品切れ

ビーケーワンで詳細を見る 

『たのしいほいくえん
(エミーちゃんシリーズ8)』
グニラ・ボルデさく
たかむらきみこやく
偕成社
1977年
品切れ

エミーはまいあさほいくえんへいくのがたのしみです。
・・・

エミーちゃんやなかよしのおともだちが、保育園でどんなことをするのか、みんなでいっしょに見てみましょう。
ニーナやカタリーナ、マーチンなどなど、たくさんのお友だちが出てきて、とってもにぎやか。(エミーちゃんのおとうとの名前は、結局最後まで登場しないみたいです)
すこやかで、いきいきとした園生活を描いた楽しい絵本。

コピーライト1976年。

カラフルで愛らしいスウェーデン原書は、パビリオンブックスさんで販売なさっていますので、ぜひ。

▲上へ

グニラ・ヴォルデ(ボルデ、ヴルデ)さんの絵本
「エミー(エンマ)ちゃんシリーズ」偕成社 品切れ
「か」の絵本箱へ

くどー★La★ちぇこさんの絵本箱へ

HOMEへ
くどー★La★ちぇこさんの絵本日記HOMEへ


Copyright (c)2005-2007 kudolacieko All Rights Reserved