『かずのべんきょう 123すうこんにちは!』佑学社 品切れ
|
|
『かずのべんきょう 123すう こんにちは!』 ホルスト・レムケ 昭和53年 佑学社 品切れ
|
大型絵本のいきいきとしたイラストを眺めながら、楽しく数を学べる文字なし絵本。 美しいイラストの、数も色も並びもまとまりも、それぞれちゃんと、その数を構成する上での大切な意味があって、発見するのが楽しくなります。
|
1、ひとりの女の子。0+1=1 2、うまとびするふたりの男の子。1+1=2 3、なわとびをするひとりの女の子とふたりの男の子。2+1=3・・・。 4、・・・。
だんだん増えていく、明快ではつらつとした美しい絵を見ながら、数を学べる大型絵本。 文字なし絵本で、イラストと関連した愛らしいカットつきの数式(足し算)が、それぞれのページに一つ記されています。 こなれたタッチで軽快に描かれた美しい絵の、数はもちろん、色や並び方などにも意味があり、その数を構成する要素が楽しく発見できるようになっています。 最後の数は50。にぎやかなページは、眺めているだけで元気が出てきそう! 以前どこかのお洒落なショップで洋書が販売されていたのを見たことがあって、あこがれていた絵本なのですが、かつて日本語版が出ていたと知って、びっくり。
最後のページに、 (c)1971 by Verlag Carl Ueberreuter, Vienna & Lademann, Copenhagen. Sale; Lademann Ltd., Copenhagen, Denmark. とあります。 日本語版の表記には、アルティア社(チェコスロバキア) (c)1971 by ARTIA, Praha とあります。当時この日本語版も、アルティア社を通じて出ていたのですね。
▲上へ
|
『なまけもののくに たんけん』 ハインリッヒ・マリア・テンネボルグさく ホルスト・レムケえ かしわぎみつやく 佑学社 1978年 品切れ
|
グレーテルとシュテファンが、ゆめのふねでやってきたのは、なまけもののくに。 すべてがぐうたらのらくら、楽してなまけるために出来ている、究極のなまけものの世界を、みんなでのぞいてみませんか。 明るくて楽しいイラストも、テキストも、常識なんてはるかに越えて圧巻。
|
そらには、まるいきんいろのつきがかがやいています。 ゆめのふねがまどべにやってきました。 「おーい、グレーテル! おーい、シュテファン!」 ふたりは、めをこすりながらききました。「どこへいくの?」 「なまけもののくにへ!」 ・・・
小さな女の子と男の子、グレーテルとシュテファンが、ゆめのふねでたどりついたのは、なまけもののくにの壁の外でした。走っていくと、壁はなんとカステラでできています。 夢中で食べ進んでいったふたりは、なまけもののくにに入ってびっくり。 やねは、めだまやき、かべやドアはビスケット、ソーセージのかきねでかこわれた家が並んでいます。水飲み場の蛇口からは、下に寝そべって飲みたいものを考えるだけで、ワイン、ミルク、ココア、オレンジジュース、レモネード、なんでもお好みの飲み物が出てきます。 木には、焼きたてのパンがみのり、そばをミルクの川が流れています。泳いでいる魚は、もうちゃんと焼くか揚げるかしてあって、ぽんぽんと手をたたくだけで、口の中へ飛び込んできてくれるのです。 ・・・
究極のなまけもののくにの様子が、これでもか、これでもかといきいきと描かれていて、ページをめくるたび、びっくり、あんぐり。 明るく軽やかなタッチで描かれた、調理済みの鶏や豚がうろうろしているページなど、どのページも奇想天外でにぎやかで圧巻。本当にこんな風だったら・・・さぞかし愉快な毎日でしょうね! 物語的に特別な事件がおこるわけではないのですが、圧倒的ななまけもののくにの描写の連続に、いつのまにかひきこまれ、最後のページがあっけなく感じるほど。 小学校低学年の長女・次女が、ひとつひとつかなり真剣に見入って、大笑いしていました。
この絵本の印刷・製本は、共同印刷株式会社とあり、日本のようです。 (c)1971 by Carl Ueberreuter , Wien (古い図書館の絵本では表記が糊はがれのためくわしく読めませんでした)
ハインリッヒ・マリア・テンネボルグ・・・1909年、ドイツ生まれ。演劇、特に人形劇制作に力を注ぐうち、子供の本を手がけるようになる。代表作『ヤンと野生の馬』(あかね書房、福武書店、ともに品切れ)『小さなロバのグリゼラ』(あかね書房、福武書店、ともに品切れ)、『雄ネコカスバー』(あかね書房、品切れ)など。(以上の作品のドイツ語版『Jan und das Wildpferd.』『Das Eselchen Grisella 』『Kater Kasper』の挿絵を、ホルスト・レムケが担当。その他にもコンビの作品多数)
▲上へ
|
『ほらふき きかんしゃ』 ハインリッヒ・マリア・テンネボルグさく ホルスト・レムケえ おおしまかおりやく 佑学社 1978年 品切れ
|
グレーテルとシュテファンの満月の夢の旅、今度は羽根のついた空飛ぶほらふき機関車で出発! 次から次へと、見えてきたのは、奇妙奇天烈な世界、ロバがとんぼ返りをうち、めうしがつなわたり、巨大さくらんぼに、竜も登場・・・。
輪郭線のはっきりしていた『なまけもののくにたんけん』とは、少し雰囲気の異なるタッチで、みずみずしく描かれた、迫力のイラストが楽しい絵本。 もしもこんな世界があったら、さぞかしびっくり、愉快でしょうね!
|
原題は、『Die Lügenlok 』 (c) 1974 by Verlag Carl Ueberreuter , Wien とあります。
『Mein buntes Bilder-Woerterbuch (ハードカバー) 』 Bertelsmann Verlag (2001/02) 128p
|
|
『The Little Man (Red Fox Middle Fiction) (ペーパーバック) 』 Red Fox (1994/6/16) 286p
|
|
『Die Heinzelmaennchen von Koeln (ハードカバー)』 Bertelsmann Verlag (1967/01)
|
|
『Rasmus und der Landstreicher. ( Ab 10 J.) (ハードカバー) 』 Oetinger Friedrich GmbH (1999/08) 160p
|
|
▲上へ
ホルスト・レムケさんの絵本 「は」の絵本箱へ
HOMEへ
Copyright (c)2005-2007 kudolacieko All Rights Reserved
|