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『たいこってふしぎだな』 さく・ディヴィット ラリソン え・クロワス ウィルキン やく・さの ようこ バンダイのゴールデンブック 昭和53年 品切れ printed in U.S.A
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表紙の品のよい、あどけない男の子の、ひたむきなまなざしと、もの言いたげなくちびるが印象的。 タラッタッタ トルッタッタ 心地よい太鼓の響きが、いまにも聞こえてきそう。 もっと邦訳出版を望みます。。。
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あるところに、たいこのすきな、おとこのこがいたの。 タラッタッタ トルッタッタ
あるひおとこのこは、 まえへ すすめ!としゅっぱつ。 たいこをたたきながらね。 タラッタッタ トルッタッタ
ちょっとしてから おじいさんねこが、なかまになったの。 タラッタッタ トルッタッタ ・・・
ひろびろとしたのどかな牧場を背景に、ぼうしをかぶった愛くるしい男の子が、小太鼓をいさましくたたきながら、どんどん仲間をひきつれて、行進していく元気なお話。 太鼓の音や、おともになっていく動物たちの鳴き声で、どんどんにぎやかになっていく世界を、かっちりとした絵と、リズミカルな文で、軽やかにうたいあげています。 ふっくらとしたみずみずしい質感を誠実にとらえた、クラシカルで写実的なイラストが、見知らぬ絵本の世界へと、無理なく案内してくれます。どんどんずらずら増えていく楽しそうな行列を見ていたら、思わず飛び込んで、加わりたくなってしまいそう。 愛らしい結末も、昔話風でお気に入り。
アメリカで有名な児童画家で、リトル・ゴールデンブックスの代表的画家のひとりでもある、エロイーズ・ウィルキンさんの唯一の邦訳作品だそうです。 運良く古い絵本を持っているのですが、原題表記、作者英語表記がなく、カタカナ表記のお名前をてがかりに、アマゾンなどで原書を検索するのにチト苦労しました(笑)。 原書はこちらなど。↓
『The Boy With a Drum (Little Golden Readers) (ハードカバー)』 Goldencraft (1985/04) スペイン語 |
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『Three Best-Loved Tales by Eloise Wilkin /Play With Me /So Big /the Boy With a Drum (ハードカバー)』 Goldencraft (1992/09) |
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『Little Golden Book Classics: Three Best-Loved Tales :Play With Me /So Big /the Boy With a Drum (ハードカバー)』 Golden Pr (1992/08) |
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エロイーズ・ウィルキンさんの洋書で、ゴールデンブックスの代表作を一冊の本に仕上げた豪華絵本はこちら。↓
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『Eloise Wilkin Stories (Little Golden Book Collection) (ハードカバー) 』 Golden Books; 1版 (2005/9/13) 224p
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リトルゴールデンブックスと同じサイズで、224pと充実の厚み!本を閉じた状態で、真上、横、真下から見ると、ページが金色という贅沢さ。 なにより、収録作品の豪華さにうっとり。リトル・ゴールデンブックス7冊分+数編の詩、前書き、解説がおさめられています。さまざまなタッチの作品が堪能できて、大満足な一冊。
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もくじ ・Introduction ・・・by Deborah Wilkin Springett ・Busy Timmy ・・・by Kathryn and Byron Jackson▼ ・Guess Who Lives Here ・・・by Louise Woodcock▼ ・My Little Golden Book About God ・・・by Jane Werner Watson▼ ・Wonders of Nature ・・・by Jane Werner Watson▼ ・Selections from A Child's Garden of Verses ・・・by Robert Louis Stevenson▼ "Rain" "The Swing" "Windy Nights" ・We Help Mommy ・・・by Jean Cushman▼ ・Baby Listens ・・・by Esther Wilkin▼ ・Baby Dear ・・・by Esther Wilkin▼ ・Baby Looks ・・・by Esther Wilkin▼ ・"Little Boy Blue" ・・・from Baby's Mother Goose▼ ・"At Sunset" ・・・from Eloise Wilkin's Book of Poems by Deborah Wilkin Springett▼ ・A Remembarance of Eloise Wilkin ・・・by Jane Werner Watson
Busy Timmy(1948) |
ほらみて、Timmyぼうやは、なんでもひとりでできるんだ!ぼうやのしぐさの愛らしい作品。※ |
Guess Who Lives Here(1949) |
このおうちに住んでいるのは、だれとだれかな?なぞなぞのように、身の回りの家族や生き物たちを紹介して行く楽しい作品。※ |
My Little Golden Book About God(1956,1975) |
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Wonders of Nature(1957) |
身の回りの自然を見てごらん。不思議だと思いませんか?ふっくらほっぺで身近な自然を見つめ、ふっくら指先でふれようとする、さまざまな子どもたちが、たまらなく愛らしい作品。※ |
Selections from A Child's Garden of Verses(1957) "Rain" "The Swing" "Windy Nights" |
「子どもの園」ロバート・スティーブンソンより、三つの詩 一篇につき、挿絵が1ページ、または見開き一場面 |
We Help Mommy(1959) |
ぼくとわたし、ちゃんとおかあさんのお手伝いができるんだ。おしゃまな兄弟のほほえましいお手伝いが、愛くるしい作品。家の中の様子もしっかり描き込まれていて、アメリカの家庭の雰囲気がよくわかります。※ |
Baby Listens(1960) |
よちよち歩きの赤ちゃんが聞いているのは何の音?まだはいはいの方が得意のような、ぷっくりとした赤ちゃんが可愛すぎる作品。英語の擬音語がいっぱい。※ |
Baby Dear(1962) |
ママに赤ちゃんが生まれました。わたしにはほら、赤ちゃん人形がきたの。ママと同じように、お世話しなくちゃ。おねえさんになった小さな女の子へのまなざしがやさしい作品。部屋のしつらえも、あこがれてしまいます。※ |
Baby Looks(1960) |
はいはいの赤ちゃんの身の回りの世界を描いた作品。赤ちゃんの瞳には何が映っているのでしょうね・・・。※ |
"Little Boy Blue" from Baby's Mother Goose(1958) |
マザーグースより 挿絵1ページ |
"At Sunset" from Eloise Wilkin's Book of Poems(1988) |
詩 挿絵見開き一場面 |
※・・・リトル・ゴールデンブックス一冊分の作品
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ふくよかに愛らしく、若い命の輝きに満ちた、健やかな子どもたち。表紙をながめるだけでも眼福。あどけないちいさな姿で、けれどひたむきに、祈りを捧げる姿に惹かれます。
『Thankful Thoughts (Stickerific)』 Golden Books; Coloring版 (2006/1/10)
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『The Golden Books Treasury of Prayers from Around the World (ハードカバー)』 Golden Books; Reissue版 (1999/01)
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『Prayers for Children (A Little Golden Books) (ハードカバー) 』 Golden Books (1993/02)
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『The Christmas Story (Card Kit) (ハードカバー) 』 Golden Books (1999/08)
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『Nursery Rhymes (ボードブック)』 Random House Childrens Books (1979/03)
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『My Goodnight Book (Golden Sturdy Shape Book) (ボードブック)』 Golden Pr; 12版 (1981/07)
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